四阿山

2354m

菅平高原 2016年10月24日

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登り
菅平高原
下り
菅平高原
最高標高
2354m
登山口標高
1590m
距離
9.37km
累積標高
765m
777m
平均斜度
9.3度
時季
2016年10月
天気
晴れ
日程
日帰り
水の量
水2l 水900ml
歩いた時間
登り1:44/下り1:10/合計2:54
平均歩速
3.33km/h

この日のペース

  1. 菅平高原
  2. 中尾根
  3. 小四阿
  4. 四阿山(1:44)
  5. 小四阿
  6. 中尾根
  7. 菅平高原(2:54)

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久しぶりの登山になりました。約3ヶ月ぶりに登ったので、登山口に向かう前から不安がいっぱいだったのですが、なんとか予定の時間通りに下山することができました。
四阿山は標高が2000mを越えるにも関わらず、危険箇所もなく気軽に登ることのできる百名山です。これから登山をしようという方にもオススメの山です。少しゆっくりと出発してもそう遅くなることは無いかと思います。

晩秋の菅平・四阿山

紅葉の四阿山登山

群馬県と長野県の境に聳える百名山。山頂からは北アルプスを一望し、八ヶ岳や上信越の山々、遠く富士山まで見渡すことができる。
標高1500mほどの菅平高原の登山口まで車で向かうことができ、高低差や距離もそこそこに2000m以上の景色が楽しめる。
菅平高原からの登山道の場合は、隣に聳える根子岳との縦走が定番。

10月下旬、すっかり紅葉の過ぎた四阿山へ向かう。
登山口は山頂まで700mあまりの菅平高原から。
牧場入口で通行料200円を支払い駐車場に車を停めた。
秋晴れの澄んだ空気のおかげで、駐車場から既に絶景が眺められる。
白馬岳から遠く乗鞍岳まで。
北アルプスを一望するような眺めで、槍ヶ岳の穂先や小槍がくっきりと見えるばかりか、後立山のガレ場と樹林帯の色の違いまでがしっかりと見えるようだった。
駐車場のすぐ上には根子岳へと続く登山口があり、ここからも四阿山へと登ることができるが、今回は牧場を横目に移動したところにある中四阿経由の登山口から山頂へと登る。

紅葉の散る四阿山へ

登山口のゲートを潜ると、頭上には盛りを過ぎた紅葉が広がる。
牧場の真横を通るせいか、風が強く吹きつけ、木々の間を歩いている間も体が冷える。

足元の落ち葉を踏みながら緩やかに登り、5分ほどで登り坂は下りに変わった。
緩やかに下った後には緩やかに登り、小さな川を渡って登山道を進んで行く。
20分ほど歩き、車が通れそうな広さの登山道を左に折れるといよいよ本格的な登りが始まる。

中尾根へと登る

このルートは尾根を伝って四阿山へと登っていくようになっており、中盤に中尾根、小四阿といったピークが続く。
中盤からは眺めも良く、北アルプスを背負うようにして右手には浅間山、左手には根子岳を見ながら登っていく。

序盤は笹の葉が厚く茂った登山道を上っていく。
登山道を覆い尽くすような笹の葉の影には、5センチほどの霜柱が立ち、秋の終わりが近い雰囲気が感じられる。

中尾根への到着は登山口から40分ほど。
すでに左右が斜面になり、左右に景色が広がる。見上げる先には四阿山。その隣に根子岳が見える。

小四阿

中尾根を過ぎるといったん緩く下り、そこから徐々に登っていく。
5分ほどで四阿高原からの分岐に差し掛かった。
ここからも眺めがよく振り返って景色を楽しむ。
分岐を過ぎると足元には大きな石が目立ち始め、僅かながら急坂を登っていく。
するとすぐに岩のピークが見えた。このあたりも笹が薄く、景色を楽しむのにはちょうど良い。

再び緩く下り、四阿山山頂へと向かって急登が始まる。

おそらくこのルートでは小四阿と根子岳の分岐までの間がもっとも急勾配で、登りでも下りでも足の負担が大きい。
とはいえ、そう長く続く急座かではないのでガマンをしながら登り続けること15分ほど。
それまでの急坂がウソのように緩やかな登り坂に変わった。
その緩やかな樹林帯の先に視線を移すと、頭だけが飛び出るように四阿山の山頂が見える。
ここからの山頂はいつ見てもユニークだ。

山頂へ

四阿山の山頂が見えてから、いったん視界の利かない樹林帯に入る。ほどなくして根子岳との分岐があり、四阿山の方向へと足を進める。
とくに難しいところや危険な場所もなく、すぐ目の前に見える山頂を目指して登っていく。

山頂への取り付きは階段が整備されており、歩幅の合わない踏面に歩みを調整しながら登ると、すぐに四阿山に到着した。
登山口からは1時間44分だった。

四阿山山頂

四阿山の山頂は東西に細長く、ふたつの大きな祠が建っている。
そのうちの東側の祠が最高地点で、風を避けるためのような石壁が作られている。
山頂からの眺めは素晴らしく、新潟方面の山や、群馬の山、北アルプスと八ヶ岳、浅間山と富士山といった眺望を楽しむことができた。

ここまで来るとすぐ近くにみえる根子岳へ縦走し、菅平高原へと下りる欲が出てくる。
定番のコースでもあるので余裕があれば根子岳へも向かいたいところ。

今回は登りと下りを同じコースでピストンした。
登りでは凍っていた霜柱も、日中の陽の光ですっかり溶け、足元が悪くなっていた。登りよりも気を遣う土の状態だった。

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四阿山の紅葉

四阿山の紅葉

四阿山といえば主要な登山口は菅平からだと思います。
紅葉で有名な山ではありませんが、広葉樹もあるので10月には紅葉が見られます。
この日、紅葉シーズンの盛りを外れていましたが、登山口周辺ではまだ美しい紅葉が残っていました。
陽の光が遮られた暗い登山道と、空の明るさが透けて見える紅葉には目を瞠りました。

四阿山は登るほどに松のような針葉樹が多く見られ、紅葉というよりは霧氷などの雪景色が美しい山ですが、紅葉シーズンは秋らしい景色が楽しめます。
高低差は700mほどでしょうか。
ゆっくりと休憩を取りながら登っても3時間もあれば山頂付近まで登ることができると思います。長野県と群馬県の県境に位置しているので、気候の違うどちらの地域をも見渡すことができ、北アルプスや八ヶ岳、そして浅間山を間近に望むことができます。百名山のひとつですが、どちらかといえば地味な印象も持っている山です。

しかし隣の根子岳と合わせて縦走するルートでは、アップダウンもあり登山道上の景色の移り変わりも楽しめ、なかなかに手応えのある山に変わります。しっかりあるきたいのであれば鳥井峠からの登山道もお勧めです。

数度登っている四阿山ですが紅葉シーズンは初めてでした。
もう遅いくらいの時季ではありましたが、頭上には紅葉が残り晴れた空との組み合わせが美しかったです。

この写真の紅葉は、菅平高原の登山口から20分ほど歩いたところです。山頂まで歩く自信が無い場合でも、ここまでなら頑張って歩いてくることができるかと思います。
ちょっと歩くだけで紅葉に囲まれるというのも気持ちが良いと思います。

下山後に立ち寄った温泉

古城荘

菅平高原から長野側へ下りた須坂市にある温泉宿。宿泊の他に宴会や日帰り入浴が可能。
露天風呂を含めて5つの浴室が楽しめ、料金も手ごろ。
くだもの街道に面しているので周辺には直売所もある。

ワンコインで入浴ができます。
少し施設は古い感じがして、駐車場もいっぱいになっていることが多いのですが、のんびりと汗を流すことができました。
浴室は地下にあるので、入口から階段かエレベーターで下りて少し歩きます。
登山で疲れた体には少し遠く感じました。
あらかじめ場所を確認しておいた方が良さそうです。 浴室は内湯と露天風呂で、露天風呂は館内からも見えそうな開放的なお湯でした。

同じ時季に登った山