岩菅山へ登る
聖平登山口はハシゴ沢と荒板沢のふたつがある。
今回は登山口が分かりやすく車の停めやすい聖平の上と標識のある登山口から。
登山口の前には10台ほどの車が停められるスペースがある。
もともと通行量の少ない林道で、道路の横にも停めやすい。
登山口から木段が整備されており幅も広くて歩きやすい。
登山口から5分ほどで一の瀬スキー場からの登山道との分岐に出る。
木段の登り坂はここから狭く平坦な林道に変わった。
右側に小川が流れ幅は1mほど。平らな登山道は歩きやすく、川の流れを聞きながら歩いて行く。
荒板沢
登山口から20分ほど。荒板沢に到着。滑らかな岩の上を流れる沢で橋が掛けられている。
荒板沢を渡ると平坦だった登山道は再び木段の登り坂に変わった。
幅も広く整備されているので歩きやすいものの歩幅に合わない木段は歩きづらい。
綺麗に加工された木段と丸太の木段を繰り返しながら岩菅山へと登っていく。
時に登りが緩まり平坦になったり、再び登りになったりとを繰り返して登山道は続いていく。
登山口から50分のところで中間点の標識に着いた。
ここから山頂までは70分の文字。周りを多う笹も厚くなり、空の雲もますます厚く。
それまで整備されていた木段も無くなり、ゴツゴツとした固い土の登山道に変わった。
東館山との分岐「ノッキリ」
中間地点から約20分。
東館山からの分岐にあたるノッキリに到着。
行く先にようやく岩菅山を見ることが出来る。ここではベンチも置かれ、山頂を眺めながらの休憩も取りやすい。
ノッキリからはだんだんと勾配がきつくなっていく。
ここからは周囲を覆っていた厚い笹もだんだんと低くなり、木もまばらになってくる。
登山道には大きな岩が転がるようになり、急勾配も加わって足元が悪く歩きづらい。
山頂はガスが流れて見え隠れしているものの、ここにきての急勾配がキツくなかなかに近づいてこない。
岩菅山山頂直下、一瞬、笹に囲まれて視界が遮られるとすぐ前には山頂の石碑。
広くなだらかな山頂に到着した。
岩菅山の山頂に到着
登山口からは1時間38分。
登り始める前からのガスで眺望はないが、天候に恵まれれば志賀高原の山並みばかりか、白馬三山や北アルプスまで眺めることができる。
山頂の脇には避難小屋らしい建物も置かれており、登山口からの時間を考えても登りやすい山と言える。