岩菅山

2295m

夏の志賀高原を登る

聖平の上 2015年8月15日

岩菅山 登山(聖平の上) (8月)|志賀高原の二百名山。笹に囲まれた登山道を登る。
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岩菅山は大小様々な峰が連なる志賀高原の山のひとつ。
志賀高原の奥に位置し、山頂部からは標高2000mのなだらかな稜線が続く。
東館山から寺子屋峰、山頂を経てその先には志賀高原最高峰の裏志賀山。
さらに北には小さな峰が続き、栄村秋山郷の切明まで続く。
ハイキングのような歩きやすく整備された登山道が多い志賀高原のなかにあって、秋山郷と繋ぐ岩菅山以北は登山道らしい雰囲気。
逆に志賀高原側からの聖平からの登山道は比較的山頂へ近く歩きやすい。

登り
聖平
下り
聖平
最高標高
2295m
登山口標高
1535m
距離
8.85km
累積標高
716m
715m
平均斜度
9.3度
時季
2015年8月
天気
曇りのち雨
日程
日帰り
歩行ペース
登り1:38/下り0:58/合計2:36
平均の歩行速度
3.51km/h

この日のペース

  1. 聖平の上登山口
  2. 荒板沢
  3. ノッキリ
  4. 岩菅山山頂(1:38)
  5. ノッキリ
  6. 荒板沢
  7. 聖平の上登山口(2:36)

歩いたコース

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山と高原地図 志賀高原 草津白根山・四阿山
山と高原地図 志賀高原 草津白根山・四阿山
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雨の登山になりましたが、登りは降られることなく登頂ができました。
前日にグレートトラバースの田中陽希さんが登ったせいか悪天候にも関わらず車の数が多く感じられました。
ルートは整備されており、とても歩きやすいです。山頂直下の急登の岩場が大変ですが、高低差も時間も手ごろなので気軽に登ることができると思います。

使った登山道具

持って行った水の量

岩菅山へ登る

聖平登山口はハシゴ沢と荒板沢のふたつがある。
今回は登山口が分かりやすく車の停めやすい聖平の上と標識のある登山口から。
登山口の前には10台ほどの車が停められるスペースがある。
もともと通行量の少ない林道で、道路の横にも停めやすい。

登山口から木段が整備されており幅も広くて歩きやすい。
登山口から5分ほどで一の瀬スキー場からの登山道との分岐に出る。
木段の登り坂はここから狭く平坦な林道に変わった。
右側に小川が流れ幅は1mほど。平らな登山道は歩きやすく、川の流れを聞きながら歩いて行く。

荒板沢

登山口から20分ほど。荒板沢に到着。滑らかな岩の上を流れる沢で橋が掛けられている。
荒板沢を渡ると平坦だった登山道は再び木段の登り坂に変わった。
幅も広く整備されているので歩きやすいものの歩幅に合わない木段は歩きづらい。

綺麗に加工された木段と丸太の木段を繰り返しながら岩菅山へと登っていく。
時に登りが緩まり平坦になったり、再び登りになったりとを繰り返して登山道は続いていく。

登山口から50分のところで中間点の標識に着いた。
ここから山頂までは70分の文字。周りを多う笹も厚くなり、空の雲もますます厚く。
それまで整備されていた木段も無くなり、ゴツゴツとした固い土の登山道に変わった。

東館山との分岐「ノッキリ」

中間地点から約20分。
東館山からの分岐にあたるノッキリに到着。
行く先にようやく岩菅山を見ることが出来る。ここではベンチも置かれ、山頂を眺めながらの休憩も取りやすい。

ノッキリからはだんだんと勾配がきつくなっていく。
ここからは周囲を覆っていた厚い笹もだんだんと低くなり、木もまばらになってくる。
登山道には大きな岩が転がるようになり、急勾配も加わって足元が悪く歩きづらい。
山頂はガスが流れて見え隠れしているものの、ここにきての急勾配がキツくなかなかに近づいてこない。

岩菅山山頂直下、一瞬、笹に囲まれて視界が遮られるとすぐ前には山頂の石碑。
広くなだらかな山頂に到着した。

岩菅山の山頂に到着

登山口からは1時間38分。
登り始める前からのガスで眺望はないが、天候に恵まれれば志賀高原の山並みばかりか、白馬三山や北アルプスまで眺めることができる。
山頂の脇には避難小屋らしい建物も置かれており、登山口からの時間を考えても登りやすい山と言える。

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