金峰山

2599m

残雪の稜線から富士山を見る

千代の吹上コース 2014年3月28日

日帰り金峰山 (3月)|残雪の金峰山から富士山を眺めよう
  1. 登山百景トップ
  2. 関東
  3. 金峰山

金峰山は長野県と山梨県の県境に位置する標高2,599mの山。
花の百名山にも数えられシャクナゲの咲く山としても知られているが、3月はまだ深く雪が残る。

複数ある登山口の中から、今回は積雪期の一般的なルートとして知られる瑞牆山荘から。
隣接する瑞牆山へも登ることができる登山口で、広い駐車場があり利用しやすい。
一緒に登ることになった「ビストロきっちょむ登山隊」の隊長とは駐車場で待ち合わせた。

春霞の暖かな陽気で、比較的軽装で登ることができた。

最高標高
2599m
登山口標高
1530m
登り
千代の吹上
下り
千代の吹上
歩行ペース
登り3:42・下り2:46・合計6:28
歩行速度
1.76km/h
距離
10.85km
累積標高
1156m
1180m
平均斜度
12.1度
時季
2014年3月
天気
晴れ
日程
日帰り

歩いたコース

この日のコースタイム

  1. 瑞牆山荘
  2. 金峰山山頂(3:42)
  3. 瑞牆山荘(6:28)

瑞牆山荘からのルートは、金峰山へ登る登山道の中では比較的長い方だと思いますが3時間ほどで山頂に着き、登りやすいです。
とくに山頂が見渡せる千代の吹上という稜線に出てからはとても気持ちがよく、右に富士山、左に秩父の山を眺めながらの稜線歩きは最高です。
山頂も休憩がしやすく、岩の影で景色を楽しみながら時間を過ごすことができました。

使った登山道具

持って行った水の量

瑞牆山荘から金峰山へ登る

瑞牆山への登山口にもなっている瑞牆山荘の駐車場から雪が積もっている。
駐車場から林の中へ入り、しばらく平坦に進み、ほどなくしたところで斜面を上がっていく。

瑞牆山への登山道は序盤の40分、富士見小屋までの急登で息が上がる。
ところどころに雪の残る登山道を上っていく。

富士見小屋から大日岩へ

瑞牆山と金峰山との分岐点にあたる富士見小屋を過ぎても、しばらく登りは続き、徐々に緑が深くなっていく。
20分ほど登り続けると登山道は横への移動に変わり、緩やかなアップダウンに変わる。木の間から朝陽が差し込んで気持ちが良い。

登山口から1時間20分ほどで大日小屋に到着。
大日小屋は登山道から少し下に下りたところに建ち、見上げると大きな大日岩が聳えている。
この辺りは、まだまだ雪が深くツボ足でも十分に登ることができる。

大日岩へ向かって登っていくと、周りを囲んでいた木が開け、西側の眺望が良くなった。
南アルプスの山並みがよく見える。

トレースに従って大日岩の横を直登する。
登り切ったところは小川山からの分岐点。
ここから右へ。
金峰山へ向かう。

千代の吹上へ

大日岩を過ぎるころにはだいぶ陽が高くなり、木の間を歩くのにも明るくなった。
10分ほど歩いたところで、木の隙間から山頂が見えた。
山頂直下の五丈岩も見える。
しばらく続いた緩やかな斜面は、徐々にきつい勾配に変わっていく。
固く締まった雪を踏みしめながら、まずは稜線の砂払の頭を目指す。

登山口から3時間ほどで砂払の頭に到着。
ここからは山頂までの尾根歩きになる。

展望が開けるので周囲の眺めが良く、南には富士山、北には八ヶ岳、振り返って西側を見ると南アルプスが立ち並ぶ。
先には五丈岩も大きく見える。

連続したピークを巻くようにして山頂へ。
斜面をトラバースして登るルートになっているが、谷側は下の方に樹林帯、山側は崖になっているので、ルートを外れて滑落しないように注意。

金峰山山頂

尾根に出てから40分。五丈岩の真下に到着した。
金峰山の特徴的な巨岩はいつ見ても迫力がある。
岩の中ほどには小さな祠があり、鳥居も置かれている。

岩の積み重なった山頂はすぐそこ。
登山道からは3時間40分での到着。
眺望が良く、富士山や南アルプス、八ヶ岳に加えて秩父の山々も眺めることができた。

金峰山の登山記事

周辺の山

同じ時季に登った山