鏡台山

1269m

沢山登山口 2022年5月11日

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登り
和平
下り
和平
最高標高
1269m
登山口標高
954m
距離
2.27km
累積標高
314m
311m
平均斜度
15.37度
時季
2022年5月
天気
曇り
日程
日帰り
水の量
水900ml
歩いた時間
登り0:29/下り0:18/合計0:47
平均歩速
2.90km/h

この日のペース

  1. 登山口
  2. 鏡台山山頂(0:29)
  3. 登山口(0:47)

このコースの消費カロリーを計算する

体重を入力すると、このページで紹介しているコースのおおよその消費カロリー(登り+下り)を計算します。

※距離と「登り+下り」の累積標高から計算した目安の値です。
※雪質・気温・荷物の重さ・歩くペースなどにより、実際の消費カロリーは大きく変動します。

鏡台山は麓からの存在感はないのですが、大きな山体はこのエリアの主脈のような山だと思い、興味を持っていました。
鏡台山の山頂へもっとも近い和平の登山口からスタートしましたが、山へ向かうことや距離を歩くことから遠ざかっていたので、身体的な不安がいっぱいな行程でした。

坂城町から登山口までの林道は落石が多く、道幅が狭いという不安もあり、なかなか足が向かない山ではないかと思います。

高低差も距離も短く低い

千曲市と坂城町、上田市の境に聳える鏡台山。
周囲の山並みに溶け込むような大きく丸みのある山体は、麓から見ても特徴がなく、よほどこのエリアの山に興味を持っていなければ知ることもない山だろう。
知れば歌川広重の浮世絵に登場したことや、冠着山や姨捨の西側から見える月とあわせて、鏡台山を見る機会もあると思う。

北側には長野市松代にある妻女山や鞍骨山から尾根が繋がり、西には五里ヶ嶺、その先には千曲川を挟んで冠着山と北アルプス。
南には上田市へと稜線が続いている。
「科野の国ラウンドトレイル」のコース上の最高地点でもある。

山へ向かうのは数ヶ月ぶり。
長丁場はさらに時間を空けているということで、ラウンドトレイルのコース中でも最も手軽に歩くことのできるショートコースを選んだ。

坂城に聳える鏡台山

坂城町から五里ヶ嶺などの山並みが並ぶ稜線へ向かって車道を進む。
車で登るにしても、知っていなければ不安になりそうな山深さと、みるみるうちに低くなっていく街の眺め。
周りの木々が開けて和平キャンプ場が近くなってくると、五里ヶ嶺はほぼ視線と同じような高さ。
道路の脇には葛尾城趾を指す看板、その矢印に従って林道を進んで行く。
舗装はしてあっても幅員は狭く、大きな落石も目立つ。
葛尾城へは行かずに上り返して峠に差し掛かったところで、鏡台山への登山口が見えた。

鏡台山登山

高低差少ないし距離も短いけど体力も無いから不安

道路を挟んで右側に鏡台山への登山口、左側には五里ヶ嶺への登山口。
鏡台山へ行こうと思ってきても、いざここに来てみると五里ヶ嶺へ行くのも良いのではないかと思えてきた。
この林道を進むと千曲市へと通じるという。。。山頂へ登らなくても、このまま林道を下りてみるのも楽しそうに思える。
とはいえ、鏡台山へ行こうと思いやってきた場所、路肩にある駐車スペースに車を停めて準備を整えた。

鏡台山登山

登山靴に紐を通すのは久しぶり

駐車スペースは3台ほど。
熊に注意という看板が視界に入る。

鏡台山登山

五里ヶ嶺も良いなと思う

五里ヶ嶺の登山口を背にして鏡台山へ向かった。
視界いっぱいに茂った左側は山の斜面、右側は徐々に低くなっていく車道が見える。
踏み跡の両側には落ち葉が積もり、尾根道のような細さを感じる。

歩き初めて5分

歩き初めて5分ほどで斜面の勾配がキツく変わった。
足元の土は湿気を含んで滑りやすい。
男坂と女坂の案内板が落ちているのが目に入り、分岐があるのかと見回してみたものの、男坂らしい急な登り坂しか見えない。

鏡台山登山

女坂ってどこだ・・・

葉の積もった岩場のような急坂を登り、2・3分のところでなだらかな斜面に変わった。
両側に木が茂った緩やかな尾根道、鳥の鳴き声が近い。
目を凝らすと間近にカケスがいた。

鏡台山登山

できればカケスじゃない鳥を見たかった

緩やかな斜面の先には明るい空が見えた。
山頂か登りの終わりが近いのかと思えるほど。
あの斜面にある木の向こうで登りは終わっていて欲しい。

尾根に出ると、尾根を右へ下って5分のところに富士見台という展望台があるという。
霞のような曇天の空では眺望も期待できないため、特に興味もそそられない。
ひとまず荷物を下ろして水を補給し、山頂方面へ足を進めた。

鏡台山登山

富士山を見ている体力的な余裕はない

尾根上の登りは緩やかで歩きやすい。
木の枝に視界を遮られているものの、山頂らしい影も見え、きっと登りの終わりが近いことも感じられる。
ただ影が見える高さまで登らなければならないということで、久しぶりに山の中に入った太ももと股関節が、そろそろ・・・と言い始めている。
尾根に出てからなだらかだった登りは、山頂が近づくほどに急になり、一部岩が顔を出しているような高い段差もあった。

沢山登山口から29分、なだらかで木々に覆われた鏡台山の山頂に到着した。

鏡台山登山

早かった

鏡台山山頂

登山口から29分

山頂は西側の一部以外は木々に覆われていた。
3つの登山口からの合流地点で、上田市方面から縦走のできる黒柏木山、北峯へ繋がり千曲市の方向へ下りる登山道との案内板が立っていた。
山頂の南側には富士山が見えるという案内があったものの、ここは葉が茂っていて見える気配が無かった。

木々が開けている西側は冠着山の尖った形が見え、西側にある五里ヶ嶺と似た角度で見ることができた。
さらに奥には北アルプスが屏風のように広がり、曇天ながらも残雪の美しい姿を見ることができた。

鏡台山登山

この距離感にしては良かったのではないかと

鏡台山から松代へ繋がる登山道を下りてみたい気持ちもありながら、今回は登ってきた和平へ下りることにした。
1時間足らずで登ってきた登山道は下りるのも早く太ももと膝から力が抜けていくようだった。

鏡台山登山

体力だけじゃなくて筋力もない

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