鍋倉山 登山(関田峠)10月 紅葉のブナ林を歩く秋の信越トレイル

鍋倉山

関田峠 2017年10月20日

鍋倉山 登山

鍋倉山は信州百名山にも越後百山にも数えられる県境の山で、深いブナ林でも知られている。
長野県、新潟県の県境に連なる尾根を使った信越トレイルのコース上に位置し、「森太郎」「森姫」といったブナの巨木が聳える。
ルート上からは日本海を眺めることができ、様々な登山口から登ることができるが、その中でも関田峠は最も高低差が少なく手軽に歩くことができる。

深い森が続く登山道は、紅葉を楽しむには最適。
アップダウンが緩やかで、距離もそう長くは無いばかりか、信越トレイルで整備された標識に従って尾根上を歩いていくルートなので道にも迷いづらい。
たくさんの木の葉に囲まれて歩く秋の登山道は華やかで、天候の悪さはかえって身近な景色を楽しむことができた。

天候は台風の近づく雨模様で、午前中のみ雨が上がる様子だった。
地面は濡れて滑りやすい中、霧模様のブナ林を見ることも考えながらの鍋倉山登山になった。

関田峠からの行程

長野県側は飯山市から国道409号、新潟県側は上越市から国道95号を光高原へ上っていく。
関田峠はちょうど県境の最高地点にあり、光高原を見下ろし、遠く日本海を見渡すことができる位置にある。
駐車スペースは10台ほどが限度で、近くの茶屋池にも車が停められるスペースがある。

  1. 関田峠
  2. 黒倉山(0:34)
  3. 鍋倉山山頂(0:47)
  4. 黒倉山(0:57)
  5. 関田峠(1:28)
  • 道路の脇に車を停める

    道路の脇に車を停める

  • ここから山の中へ

    ここから山の中へ

  • 最初は少し登る

    最初は少し登る

鍋倉山へ登る

信越トレイルの案内盤を横目に、駐車スペースから登山道へと入っていく。
すぐに頭上を緑が覆い、僅かな登りからスタートする登山道は滑りやすい。
トンネルのような枝葉を潜りながら10mほどの高さを登ると、緩やかに下りの登山道が続く。
周りを覆う森と黄色くなった葉、足元の赤茶色の落ち葉は登山道を覆う絨毯のよう。
今にも雨が降りそうな空も、まだ雲は明るく見上げると葉の間からは明るさが射してくる。

  • 落ち葉が絨毯のよう

    落ち葉が絨毯のよう

  • 少し陽が射す

    少し陽が射す

  • 道に覆い被さる木

    道に覆い被さる木

  • 平坦で歩きやすい

    平坦で歩きやすい

  • 茶屋池との分岐

    茶屋池との分岐

300mほど進んだところで茶屋池への分岐があり、緩やかな下りが続いていく。
途中の登り返しもほんの僅かで、ほぼ平坦とも思える下りを進んでいくと筒方峠に着いた。

登山口からは900mの位置で、新潟側からの登山道との合流地点になる。
ここまで続いた下り坂のちょうど鞍部ともいえる場所で、ここから徐々に登り返していく。
筒方峠からすぐは2・3分ほどの急登。
落ち葉に覆われた滑りやすい登り坂を進み、筒方峠から5分ほどのところでは北側の斜面が開け、上越市と日本海を見渡すことができた。
晴れていれば青い日本海が空へと続いていくような景色が見られるがこの日の空は真っ白。
目の前にある葉の色づきを楽しみながら進む。

  • 筒方峠

    筒方峠

  • 筒方峠から登り坂

    筒方峠から登り坂

  • 日本海が見える

    日本海が見える

  • 落ち葉の下はぬかるむ

    落ち葉の下はぬかるむ

緩やかとはいえ登り坂が続き、登山道を覆う木々を屈みながらの歩行は下半身にも負担が大きい。
滑りやすいために足の踏ん張りも普段以上に気を遣う。

筒方峠から15分ほど歩くと、目の前に高い峰が見えてきた。
今にも雲に隠れてしまいそうな丸い峰の鍋倉山と、その右側にある黒倉山へと登山道が続く。
黒倉山の直前で急な登りと段差があり、それを越えると景色が開けた。

  • 左のガスの中に鍋倉山

    左のガスの中に鍋倉山

  • 正面に黒倉山

    正面に黒倉山

  • 黒倉山に着いた

    黒倉山に着いた

黒倉山

関田峠からは34分での黒倉山。
北側の眺めが良く、日本海を見渡せた。
鍋倉山へは山頂からさらに先へと進んみ、眺望の開けたところから再び枝葉のトンネルへと入っていく。
黒倉山と鍋倉山の鞍部へと濡れた急坂を下りていく。
久々野峠で新潟側の柄山口からの登山道と合流し、標識に従って鍋倉山へと進む。
すぐに巨木の谷と鍋倉山という分岐があり、山頂方面へと登っていく。

  • 日本海側だけ眺望がある

    日本海側だけ眺望がある

  • 通過して鍋倉山へ

    通過して鍋倉山へ

  • 鞍部へ下りていく

    鞍部へ下りていく

  • 久々野峠

    久々野峠

  • 鍋倉山と巨木の谷の分岐

    鍋倉山と巨木の谷の分岐

  • 鍋倉山への登り

    鍋倉山への登り

  • 光高原方面が見える

    光高原方面が見える

  • 木を縫って登る

    木を縫って登る

久々野峠から鍋倉山への登り坂は急な斜面に木々が茂り、ところどころで木を避けながら登っていく。
登山道上に伸びた木も多く、身をかがめて潜ったり避けたり。
高く見えた存在感も、歩いてみればそう長くはなく、明るい空が一気に近づいてくるようだった。

鍋倉山

関田峠からは47分、黒倉山からも15分と掛からずに山頂に到着した。
周囲は厚く木に覆われているので眺望はほぼ無く、信越トレイルの登山道が先へと続いている。
小さな祠と標識が立ち、脇にある刈り払われた場所へと入ってみると、登山口だった関田峠からの尾根が続いて見えた。

天候が悪い中でも橙色になった山肌はとても綺麗で、手軽で楽しめる登山道だった。
濡れていると滑りやすい登山道のため、やはり晴れた日の方が良いことには変わりないものの、ブナ林から眺める日本海と落ち葉の絨毯など季節を十分に楽しめる。

  • 山頂が近い

    山頂が近い

  • 鍋倉山着いた

    鍋倉山着いた

  • 鍋倉山の祠

    鍋倉山の祠

  • この先は小沢峠

    この先は小沢峠

  • 眺望は良くない

    眺望は良くない

「鍋倉山 関田峠」登山ルート

鍋倉山 関田峠 登山レビュー

最高地点
1,288m
登山口標高
1,106m
距離
5.468km
登り
関田峠
下り
関田峠
行動時間
登り0:47
下り0:41
合計1:28
累計高度
681m
平均斜度
7.1度
歩行速度
3.7km
時期
2017年10月
天気
曇り

鍋倉山といえばスキーで楽しまれているイメージがあるのですが、手軽に歩くことができ、登山道も複数あって楽しめる山です。
麓の登山口から登った方がブナ林と紅葉を十分に楽しめると思うのですが、持ち時間や天候などと相談しながら最短時間で歩ける登山道を選びました。
遠くから見た鍋倉山は紅葉がとても鮮やかに見えたのですが、中に入ってみると意外と緑が多く黄色く見えました。
落ち葉が赤く華やかだったのは意外で、視線の高さに見える色と、足元に広がる色の違いを楽しめました。

信越トレイルは全て歩こうとすると長いですが、とても興味をそそるコースです。

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