妙高山周回

2454m

北地獄谷ルート 2012年10月14日

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登り
北地獄谷
下り
燕新道
最高標高
2454m
登山口標高
1100m
距離
9.77km
累積標高
1343m
1333m
時季
2012年10月
天気
晴れ
日程
日帰り
水の量
水2l 水900ml
歩いた時間
登り3:10/下り3:50/合計7:00
平均歩速
1.6km/h

この日のペース

  1. 燕温泉
  2. 胸突八丁(1:20)
  3. 六合目
  4. 妙高山南峰(3:10)
  5. 妙高山北峰(3:15)
  6. 燕新道
  7. 燕温泉(7:00)

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※距離と「登り+下り」の累積標高から計算した目安の値です。
※雪質・気温・荷物の重さ・歩くペースなどにより、実際の消費カロリーは大きく変動します。

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手っ取り早く登って下りるのには北地獄谷ルートをピストンで。
じっくり歩くには燕新道で。
そんな印象でした。
胸突八丁を過ぎると標高も半分を越えるのですが、6合目から9合目が一番きつかった気がします。
眺めも良くルートも楽しめる山です。

紅葉の妙高周回

新潟県と長野県の県境に近い妙高山は北信五岳にも数えられ、新潟県にありながら長野からも身近な山のひとつ。
大きく外輪山を広げた勇壮な東側からの山容と、北側や南側の尖った山容など異なった形を見せる。
主な登山ルートは、赤倉温泉、笹ヶ峰、燕温泉とあり、いずれも高低差1,000m以上の登山となる。

燕温泉からの登山道の標高差は1340mほど。
序盤で見られる温泉の源泉と、一気に六合目へと高度を上げる胸突八丁が特徴的。
時間にして長いものではない急登を登ってこその北地獄谷ルートといえる。
山頂に着いてからは、山頂の西側へと周り距離の長い燕新道を下りていく。
こちら側では火打山への分岐や、広い湿地など北地獄谷ルートとは違った様子が楽しめる。

疲れると思います

朝から良く晴れた秋晴れの日、麓の妙高市からも朝の妙高山が美しく見えた。
爽やかな風が吹きとても登りやすい天候で、紅葉にも少し遅れながらも間に合った印象だった。

妙高山を北地獄谷から登山

燕温泉へは上信越道妙高高原ICから。
国道39号線から向かうことができるが、池ノ平温泉や赤倉温泉など温泉地が多く、妙高高原スカイケーブルなど間違いやすいポイントもあるので注意したい。
賑やかな温泉地から山深い温泉地を目指して向かっていく印象だった。

燕温泉から登るには、温泉地の手前に広い無料駐車場があり、遅い時間でなければ停められないことはない。
温泉地を抜け、狭く急な舗装の道路を上ったところに登山口はある。

入口からは一気に道幅も狭くなり、舗装されているものの、人がすれ違うのがやっとというくらいの幅。
草木が生い茂っているのであまり実感は無かったのだけれど、この狭い道幅の下は落ちたら助かることが無さそうなくらいの高い崖になっている。

足元に気をつけながら、温泉の源泉を通り、いよいよ本格的な山道に入っていく。

登山道のすぐ横にある三角の小屋が赤倉温泉の源泉だという。
たしかにここまで硫黄クサイ。
登るのにとっても気になる臭さ。

天候にも恵まれているおかげで、上の方に見える紅葉がとても綺麗。
ちょうど良い季節だった。
頭上を見上げても向かいの山を見ても赤くなった葉っぱと、さらに上をみれば葉が散り始めた木々と。
秋のこの景色は毎年何度見てもキレイ。

妙高山の難関「胸突八丁」

登りはじめから1時間20分ほどで胸突八丁に到着。
約360mほどの標高差を20〜30分ほどで登る。
この急登をどれくらいの時間で登ることができるのかがちょっとしたチャレンジ。
4合目から6合目にかけての急登が序盤の難所。
紅葉が見やすく、登山道上には広くなっているところもあるので、登る前に休憩を取るのにもちょうど良い。

胸突八丁を登り切ったところは天狗堂という小さな祠のある6合目。
ここが赤倉温泉からのルートと、燕温泉からのルートの合流地点になる。
広くなっているので急登のあとの休憩を取る人が多い。

胸突八丁を過ぎると7合目近くの光善寺池、8合目の風穴は早くわりと簡単に登っていける。
登山道は相変わらず広くなく、滑りやすいので、すれ違いや前を行く登山者には注意したい。

光善寺池からは山頂がよく見える。
休みづらい場所なので見上げたまま歩みを停めずに過ぎて行くのだけれど、おそらく登山道の中で頂上を見るのにはベストな場所。
七合目を過ぎると勾配がキツく変わっていく。
途中、団体に道を譲ってもらい、ペースを乱しながら上を見上げる。
あの中腹に鎖場があり、残り400mほどの高さは近いようでなかなか遠い。

胸突き八丁が一番の難所のように目にしたけれど、実は8合目から9合目の長い急登が一番キツイ。

足元の狭い鎖場

鎖場は9合目から。
ここで息を整えてチャレンジする人も多い。
すれ違いができないので、下りてくる人がいないかどうか確かめてから登り始める。

妙高山登山

中学で登っているはずだけど記憶が僅かに蘇る

3箇所ほどの鎖場が連続するこの場所は、最初は鎖に頼らなくても三点支持で登れそうな傾斜。
2番目の鎖場は、大きな岩に足を掛ける窪みが出来ている。
こんなに足がしっかりと掛けられるほどに多くの人が歩いたのだろうと想像した。
そこから幅20センチほどの鎖場へ続く。
遮るものが無いので見渡せば最高の眺望なはずなのだけれど、踏み外せば間違いなく救助では間に合わないほどの大事故になるので、足元と手元だけを確認しながら進む。

鎖場から先は草木もほとんど無く、砂地と岩のルートに変わる。

妙高山頂

鎖場を過ぎると山頂はすぐ。
妙高山の山頂は北峰と南峰に分かれている。

南峰には妙高山大神が祀られており、北峰には三角点が置かれている。
標高は南峰の方が10m高くなっているが、山頂は北峰とされている。
北峰と南峰と広い山頂なので休憩もしやすく、ベストな眺望を楽しむために歩き回ることのできる楽しみがある。

山頂からは北には日本海が見え、東側には長野県の北部。斑尾山や野尻湖がよく見える。
東側は北アルプスの稜線が見え、とても眺めが良い。

妙高山の下りは燕新道へ

山頂への所要時間は、スタートしてから2時間40分だった。
下りのルートに選んだ燕新道は、妙高山の東側から上るルート。
温泉地からは見えないので、山の裏側へ廻るという印象が強い。
こちらは鎖場はないものの、大きな石が食い込んだ急な坂が続く。
距離もこちらの方が長い。
山頂から下りはじめて2時間ほど、黒沢池への分岐点を過ぎて長助池に到着した。
池というよりも湿地のような感じだった。
ここからスタート地点の燕温泉へは5キロほど。
長くだらだらとした下りが続く。
眺望も良くはないので、下りに選ぶと疲労感とともに忍耐力も必要になる。

麻平で胸突八丁へと続く燕登山道への分岐があり、1合目の標識。
燕温泉が近いこともあり、だんだんと硫黄の匂いが漂ってくると安心する。
登山口近くには河原の湯という混浴の温泉があるため、温泉客とすれ違いながら吊り橋を渡る。
ココまで来ると足元も良くなり、数分ほどで燕温泉に到着できる。

延々と続く下山道は、とにかく長くて長くて、ところどころで見える標識のちょっとずつ減っていく残り距離が楽しみだった。

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妙高山から高妻山を眺める

妙高山から高妻山を眺める

妙高山といえば新潟県に聳えているにも関わらず、北信五岳に数えられるほど長野県側からも親しまれている山です。長野県北信地域のほとんどの街から眺めることができ、周辺の山並みより一際高く見える山頂はとても美しいです。

妙高山の山頂から見渡す信越の山

街からは見上げることの多い妙高山ですが、山頂から街を見下ろすのも新鮮です。上信越には2000m近い山々が連なっており、妙高山の隣には火打山や焼山、遠くには北アルプスを眺めることができます。
東側には野尻湖が見え、その先に目を移すと志賀高原や四阿山など。
そして妙高山の南側、遠くない場所に戸隠連峰が連なっています。ゴツゴツとした山壁に、ひときわ高く見えるのが高妻山と乙妻山です。
戸隠連峰から一気に標高を上げている壁のような坂は、9合目から10合目へと続く急登です。

高妻山と妙高山は、同じ百名山として人気のある山で、どちらからも存在感のある山容を見ることができます。どちらかといえばアクセスの良い妙高山の方が登りやすい印象ですが、高妻山から見る「越後富士」という呼称に相応しい尖った妙高山も良いものです。

妙高山の山頂へは主に3つあります。途中には山小屋などの宿泊できる施設はないので、必ず日帰りで余裕の持てる計画が必要です。

下山後に立ち寄った温泉

アルペンブリックスパ 日帰り温泉

国道からも近い赤倉温泉の日帰り温泉。
施設内はとても充実しており、温泉の他に食事の出来る休憩所、雑魚寝がしやすいようにクッションの用意されているリラックスルームなど、用途に応じた部屋が用意されている。女性専用のエリアもあり、卓球場やパウダールーム炭磐浴ができる。
インターネットの出来るパソコンが置かれていたり、マンガが多く置かれているところなどは、マンガ喫茶のようでもあり、1階にはお土産売り場もある。

浴場は広く、洗い場も多くあるので余裕を持って汗を流せます。
内風呂の温度は42度で、露天風呂は38度ほどとぬるめでした。
泉質は単純硫黄泉のアルカリ性のお湯で、上がったあとは肌がすべすべになりました。
あまり香りはないのですが、若干の黄みがかった内風呂と、真っ黒な露天風呂で、好みに合わせて楽しめます。 2階にはマンガやビリヤードやカラオケなどがあり、長時間休むことやマンガも読むことができます。
食事を楽しむところもあるので、登山以外でも楽しめる温泉でした。

同じ時季に登った山