鏡池を過ぎ、楠川林道横から登山道へ
西岳への登山口は、戸隠連峰への一般的な登山口から離れ、鏡池から500mほど下ったところにある。
バードラインを戸隠神社奥社方面へと進み、中社を過ぎたあたりの鏡池への分岐を鏡池方面へ。
朝6時にもならない時間帯、鏡池の周りにはカメラを持った人たちが溢れていた。
朝陽に照らされる戸隠連峰と、鏡池に映る紅葉が目当てだろうと話しつつ、鏡池の畔を過ぎて、楠川林道の入口に近い道路脇に10台ほどの車が停められるスペースへ駐車する。
同行は長野県北部の山林をところ構わず走り回る「ヘンタイ」の神林さん。
西岳は今年3度目、乙妻山まで駆け抜けたいと発しながら、山の中へ入っていく。
賑わっていた鏡池とは対照的に車が停まっている様子も無く、先行して3人の登山者が入っていくのが見えた程度だった。
ここ。絶対みんな間違える。
登山口へ入って下るとすぐに林道を横切る。
高い位置に「登山道」看板が取り付けられ、それが視界に入るものの一見して林道を歩くようにも見え、思わず横切るべきところを林道に倣って進みそうになる。
林道からは登ることもなく、どんどんと登山道を下っていく。
右側には小さな沢が流れ、左側には傾斜のきつい斜面が登っている。
登山道はどんどんと下っていく。
木々の覆われた中を下り続け、右手側には朝陽に照らされた戸隠連峰が見え隠れする。
いったいどこまで下りるんだ・・・
下ること約20分、最初の渡渉箇所に着いた。
2mほどで水流の少ない沢を渡り、平坦な森の中を進む。
足元は水が染み出しそうなぬかるみで、膝上ほどの笹が周囲を覆っている。
朝露の付いた笹で膝を濡らしながら沢沿いに進み、ふたつめの渡渉。
平坦で緩やかな登りが続くなかに、倒木が道を塞いでいるところもあった。
比較的静かな登山道で、標がところどころに掛けられ、踏み跡も明瞭で迷う心配も少なく歩くことができる。
三つ目の渡渉を過ぎると登り坂は角度をキツくしていく。
葉が落ち濡れて滑りやすい中、登山道を折り返すとロープが掛かった高い段差があり、それを越えると勾配のある傾斜をトラバースするように狭い登山道が真っ直ぐに続く。
右側への谷側へと落ちていく傾斜に、擦れ違いもできないほどの幅で登り坂が続く。
単調だけど転んだら落ちるな。これ。
その方向の遠くに、枝葉の隙間から戸隠山の八方睨みが見えた。
美しい台形の両側に肩のように張り出しているのは蟻の塔渡りと本院岳からの稜線。
周囲の紅葉は今が盛りというほどで、朝陽に透ける葉を見るのも楽しい。
狭い登山道を登り続け1時間6分ほど、開けた草原に出た。
平らで草が一面に茂った場所で、車が入ってこられそうな轍も見える。
牧草の目的で使われ、どこかの集落から繋がっているのでは・・・という場所。
登山道の先へと目を移すと、台地のような西岳P1から西側の峰々が連続して見える。
少し進んで角度を変え、西岳本峰と本院岳の将棋型の峰が見え、遠目にその険しさが感じられる。
大丈夫か?自分。
5分ほど歩いて再び樹林帯へ。
まわりを紅葉に囲まれ、明るい色の中、緩やかな登り坂が続く。
登山道に落ちた葉の橙色と、葉に多く見える黄色、ブナの木肌には熊の爪痕と思われる疵も残っていた。
見上げると緑色の葉と黄色の葉が、光を透かして入り交じっている。
開けた場所から10分ほど、なだらかで歩きやすかった登山道は、一気に角度を変えていく。
ここから稜線まで続く急登で、やわらかな土の上をぐんぐんと上がっていく。
望岳台
急登を登っていくと、細尾根の上を歩くように登山道が変わる。
登山口から1時間45分ほど、木々が開けた細尾根の上に出た。
望岳台と看板の建てられた上に立ち、西岳と本院岳を見上げる。
紅葉の広がる尾根の先には戸隠山。
眼下には深い樹林帯が見えるものの、その高さは数字には表せないほど。
眺望が見える反対側は、同じように深く落ちているものの木々が繁っているため高度感はない。
すげーな。ここ。
望岳台からいったん下り、ふたたび急斜面を登り返す。
細尾根はますます細く狭くなり、紅葉に隠れて急登が続いていく。
木の根が細尾根の上で絡み合って、団子のように盛り上がっているようなところを越える。
ときどき見える本院岳は高く、なかなか近づいていく感覚もない。
いつ鎖場くるの?
ふと行く先の木が開け、正面を向くと目の前に西岳が迫っていた。
最初の鎖場は登山道を塞ぐように岩壁が立っていた。
巻くようにして左側へ鎖を3mほど渡り、そこから垂直に5mほど登る。
突起が小さくザラザラとした岩肌に足を掛け、鎖と木の根を頼りによじ登る。
登った先も細尾根で、木が開けて手を掛けられる場所も無い。
景色は良く、振り返ると飯縄山が見える。
右側にある本院岳と、反対側には小川村などの方向。
鬱蒼と木々が繁った細尾根を進み、徐々に西岳へと近づいていく。
ここまで急だった。
熊の遊び場
細尾根の急登と、短い下りを繰り返しながら岩壁に近づいた。
登山道は岩壁の手前に伸びる岩尾根へと続いていく。
明瞭な踏み跡も、下から見上げると岩壁のどこへ登山道が伸びていくのか分からず、とにかく目の前に続いている道を踏んでいく。
登山口から2時間11分、熊の遊び場と看板が掛けられた場所に着いた。
急斜面を横切るように作られた登山道の中で、ほんの僅かに平坦で腰が下ろせそうな場所で、決して気が休まるようなところでも無い。
藪に隠れてはいるものの眼下は鋭く落ちている谷で、遠くに紅葉が広がっている。
なんか唐突に着いた感じがする
熊の遊び場を過ぎてすぐに岩壁を巻き、影に隠れるように上から鎖が垂れていた。
鎖に沿って岩壁に手を掛けて登り、熊の遊び場のすぐ上を通るように折り返す。
岩壁に土が付着して、そこへさらに草が生えて安定したというような登山道、鎖が続いているものの足が置ける幅は靴片足分といったところ。
視界を遮るような高さほどには草が生えていないため、無駄に眺めが良く、戸隠連峰の険しさが目の前に迫るよう。
さらに折り返して、岩壁に張り付いて5mほどの高さへ登っていく。
高く登ったあとにさらに折り返し、次は直登するように鎖が続く。
言葉にし尽くせないほど長く鎖場が続き、鎖が終わったと思えば草木に手を掛けるような急な直登がやってくる。
ここ高いし怖い。
無念の峰
連続する鎖場と急登を越え、ようやくなだらかになったところは、両側が高く切れ落ちた細尾根だった。
もともとは岩峰だったところに土が付着し、木や笹などが茂っているよう。
右側には本院岳と戸隠山、左側には北アルプスが見え、槍ヶ岳も小さく見えていた。
北アルプスの手前に見える美しい円錐形の小山は一夜山で奥裾花が近い。
なだらかな細尾根を進むと、無念の峰と書いた看板が置かれていた。
松の枝が切り払われ、目の前に見える稜線が険しい。
無念の峰までは登山口からは2時間35分、稜線までの距離を見て30分ほどかと思える。
お腹が空きました。
無念の峰から行く先を確認し、松の木を巻くようにして登山道を進むと、足元が高く落ちた鎖場に出た。
写真:神林さん
一見して鎖よりも低すぎる着地点に視線が向かってしまい、鎖がどこにあるのかも見つけられない。
足元に張られた鎖を持ち、まずは右足を下ろして、靴底が引っかかりそうな出っ張りを探る。
手を掛けられそうな岩の凹凸は無く、ただ鎖を強く握るだけ。
曲がった杭に右足を掛け、両手で鎖を辿りながら、わずかに靴底を掛けて、右足を杭からハシゴへと向ける。
鎖から右手を離してハシゴに手を掛け、体を預けると90度以上に傾いているかのように背中に重力を感じる。
手元を意識しながら下りていくとハシゴ途中で折れ曲がり、下へ行くほど体は安定した。
自分の身長と手足の長さに感謝。
いや、決して長いといっているわけではなくて。
単純にここヤバいところ。
無念の峰を下りると、登山道は一気に下りた鎖場から反発するように急斜面を登り返す。
笹の急登を登って細尾根の上に立つと、すぐにそこから下りるように岩壁をトラバースする。
日影は霜が降りて、土がドロドロとして滑りやすかった。
細尾根を下り、登山道は次の岩峰へと続いていく。
もういろいろダメだから。
写真:神林さん
岩峰は幅1mほどの尾根で繋がり、平均台のように登山道がその上を辿っていた。
両側は遥か下に地面があり、その地面も石や土が崩れ落ちた急斜面で、どこが終点か分からないほど谷の奥深くへと続いている。
その細尾根も30mほど、渡りきると岩峰への鎖場が始まり、1本の鎖を頼りに登っていく。
鎖場は1mほどのちょうど体が収まるような幅で、ほどよく出っ張りがあるため手足を掛けやすい。
ただ左右の眺望が良すぎるため、高度感がそのまま視界に入り、風が通っていくのが分かる。
眺望が良すぎるのもダメだと思う。
無念の峰から緊張感の高い地点の連続で、狭い鎖の直登を登り切ったところで、ふたたび細尾根の上に立った。
目指していた稜線はすぐ目の前。
緊張感が緩もうとするところで、すぐに急な鎖場があり、そこに取り付いて登っていく。
それまでの鎖場に比べて手足を掛けるところも大きく、長さと高さがあるだけで鎖を頼りにする必要も無かった。
鎖が見えたからといって驚かない。
鎖場の上は笹が繁った広い尾根で、ようやく安心感のある登山道に変わったという印象だった。
西岳P1もすぐそこに見える。
西岳P1の弁慶岳
笹の尾根を登り、もう慣れきってしまった鎖場を登ると、西岳P1に到着した。
登山口からは2時間35分、振り返ると飯縄山や善光寺平、その向こうの山並が広がっていた。
北側には戸隠連峰と、遠く高妻山が見え、その左側には雨飾山が見えた。
松が茂っているために見える景色も限られ、そうそうにP1から西岳へと向かった。
P1のPってなに?
ピークのPだとは聞いたけど。
P1からの稜線歩きは、右側に崖を見下ろしながらの登山道が続く。
ひとつ間違えば墜落の可能性がある稜線で、戸隠連峰の岩壁の迫力と美しさ、ここまでの慣れで恐怖心も紛れている。
広がっている笹の中で、景色が広がっているところでは近くに裾花渓谷が見え、紅葉が見事なグラデーションを見せていた。
その紅葉の奥には白馬岳などの後立山北部の山々。
景色の美しさにテンションを高めながらも、登山道は細かくアップダウンを繰り返し、いくつも小ピークを登っては下りる。
戸隠の岩壁は変わらない角度でずっと見え続け、徐々に近づいていくと岩の細かな凹凸が鮮明に見え始める。
奥裾花のグラデーションも、北アルプスの山並も美しい。
あの紅葉は綺麗だけど、広範囲で崩れそうな山の形だな。
写真:神林さん
西岳
ここ西岳?
西岳には登山口から3時間だった。
笹が茂った中に山頂を示す標が1本立っているだけで、それまでの登山道以上の眺望はなく、ここで景色を見るより歩いていた方が景色を楽しめるといった印象だった。
早々に山頂を後にして、登山道を本院岳へと向かう。
見るからに稜線上はアップダウンが多く、登山道の横から落ちる岩壁が近い。
雨飾山と高妻山との間には焼山の噴煙を上げている様子も見えてきた。
また鎖ですか・・・
西岳を過ぎて小ピークを越えると、そこからの下りは垂直に近い鎖場だった。
角度がきついために鎖場の着地点は見えない。
下りて小ピークとの鞍部に下りると、高妻山から奥裾花へと続く渓谷がよく見えた。
紅葉の盛りといったところで、木々が崩れて岩壁が露出しているのも荒々しい。
高妻山への眺望も良くなり、街から見える尖塔系ではない丸味のある形をしていた。
小ピークから人ひとりが通れるほどの細い尾根を渡り、鋭く尖った岩峰へと登り返していく。
振り返ると登ってきた険しい尾根が見え、稜線上の峰々が連なる様子と岩壁が険しかった。
お腹が空きました
本院岳
本院岳は3時間20分。
西岳よりも広く、山頂らしい山頂といえた。
眺望も良いため、高妻山、飯縄山がよく見え、黒姫山の姿も大きく見え始める場所だった。
稜線上のスタート地点だった西岳P1は小ピークなどの影になっているようで視界に入らず、これから向かう戸隠山の八方睨みは遠く見えた。
稜線上のルートでは、ちょうど半分といった印象だった。
なかなか手強い
本院岳から下り、隣のピークへと登り返して再び下りる。
笹が濃くなり、その影には深い岩壁が隠れている。
湿った土の中を細かく曲がりながら下りが続き、戸隠連峰の眺望が良くなったところで、猛烈な下り坂に差し掛かった。
ひとつひとつの段差は細かく、古い家屋にある階段のような転げ落ちそうな角度、滑りやすい土の下りで、登りで苦労した鎖場とは対照的でありながらも大変さは同じだった。
下りがキツすぎる
猛烈な下りから斜面をトラバースする鎖場を過ぎ、ようやく最低地点まで下りたといったところで振り返ると、その印象とは違って実はあまり下っていなかったような高さに見えた。
ここでようやく鎖場が終わる。
鞍部から小ピークへと登り返し、登り切ったら下りる。
かなり近づいたように見える八方睨みへ向けて、ひたすらに登る稜線が続く。
急登と緩斜面を繰り返しながらの登り返し。
右手側の眺望が良いため、振り返るとこれまでの稜線と、その下に落ちている岩壁が見てとれる。
登るの飽きました
八方睨みは近づいていくほど、その角度がキツく、最後に急斜面を登るようになることが分かる。
右手側の切れ落ちた岩壁も、ここまで来るとさして変わった様子でもなく、その上に登山道があることも戸隠連峰では当たり前のことのように感じる。
それ以上に八方睨みへの急登が近づいてくることに戦々恐々とし、ようやく高く狭い登山道が終わることへの安心感と、太股の疲労感とが入り交じっていた。
おやつをください
八方睨み
笹に囲まれて霜が残った急登を登り、八方睨みへと到着した。
登山口からは4時間31分、P1から約2時間の稜線歩きだった。
八方睨みまで来ると戸隠神社奥社からの合流で登山者も多い。
すぐ真下には蟻の塔渡りが見下ろせ、20人ほどがそこを歩くのに難儀して渋滞しているのが見える。
周囲を見渡せる気持ちの良い場所で、そこまでに歩いてきた西岳や本院岳、戸隠連峰の終了点の乙妻山と高妻山、飯縄山などの周囲の山々が見渡せた。
しばらくここで時間を過ごして体を休め、下山のため戸隠山へと向かう。
奥社へ下りるという選択肢もあったけど・・・
戸隠山
八方睨みから戸隠山へは10分ほどと近い。
戸隠山山頂よりも八方睨みの方が広く眺めも良いため、山頂では時間を過ごす人も少なめ。
ピークをひとつ越えて、戸隠山の山頂を過ぎ、アップダウンを繰り返しながら稜線上の九頭竜山へ。
相変わらず日影の湿った登山道は滑りやすく、谷のある右側は深く落ちている。
ただ西岳ほどは狭くないことと、慣れてしまっていることもあり、歩きやすさを感じる。
もうビビらない
戸隠山から九頭竜山へと向かう人も多く、登山道上で休憩をしている人や、同じ方向へと歩く人たちを見ながら、眼下の紅葉を楽しみに歩く。
九頭竜山へは越えて行くピークが多く、深く下りる場所や難易度の高い鎖場は無いものの、疲労した太股には大変なアップダウンを繰り返していく。
眺望の開けたところで振り返ると、稜線歩きのスタートだった西岳や西岳P1は遥か遠く、時間的にもうっすらと霞んで見える。
お腹が空きました
戸隠山から30分ほど掛けて、ようやく九頭竜山へと到着。
いくつも越えてきたピークは、残すところは一不動手前のもののみ。
九頭竜山から下り、ようやく終わりが見えてきた嬉しさから気持ちも高揚する。
下り坂からは高妻山が大きく、黒姫山の紅葉がグラデーションに見えるのが美しかった。
もう登りがキツいです。
九頭竜山から鞍部へと下り、ふたたび登り返す。
最後の登り坂だと思い、じっくりと時間を掛けて登るつもりが思いがけず鎖場があり、甘かったと後悔をしながらも黙って登る。
ようやく登り切ったと思っても、横へ移動するように続く登山道は、段差のようなレベルでアップダウンが多く、なかなかに本格的な下りに入らない。
ついさっき大きく見えたと喜んでいた高妻山は、さらに大きく尖って存在感が大きくなり、稜線を繋ぐ五地蔵山までもが存在感が大きい。
稜線の美しさや、黒姫山の色合いに疲労感を紛らわせながら、ようやく登山道が下りはじめ一不動避難小屋に到着した。
一不動
一不動避難小屋からは戸隠牧場へと続く大洞沢を下りていく。
序盤は岩が多く転がったガレ場で、下っていくと清水が湧き出し登山道を濡らしていく。
強清水を過ぎると、2mほどの鎖場を下りて帯岩へ。
岩壁をトラバースする鎖場で、湿気が多く地面が軟らかい。
帯岩って滑りそうで嫌い。
帯岩からの下りは、沢に沿って続く。
標高を下げるほどに紅葉の美しい色が残り、周囲が華やかに変わっていく様子が楽しかった。
青空に見える紅葉が美しく、写真を撮り続けてなかなか先へと進めない状態を繰り返し大洞沢を渡渉。
急な下り坂から平坦な登山道に変わり、戸隠牧場がすぐ近くに見えた。
思いがけず紅葉が良くって。
ささやきの小径
戸隠牧場はクローズの季節が近づき、鉄条網が外されているところもあるようだった。
遠くにホルスタインが草を食んでいるのが見え、キャンプを楽しむ家族連れの横を通っていく。
登山口の楠川林道横へは、ほぼ平坦ながらも6・7キロあり、キャンプ場内からささやきの小径を通って鏡池へと抜ける。
一面に落ち葉が広がり、周囲を紅葉に囲まれた遊歩道で、枝葉の隙間からは戸隠連峰が高く見える。
早く帰りたい
戸隠牧場から30分ほどで戸隠神社奥社の参道に合流し、随神門の前を横切って再び遊歩道へと入る。
森の中を散策したり、鳥の観察をしたりと戸隠を楽しんでいる人たちを横目に、ささやきの小径を抜けて鏡池へと出ると、そこにはたくさんの観光客が訪れ、駐車場が溢れて狭い道路は渋滞していた。
鏡池から500mほど車道を歩いて登山口へと戻り、長い戸隠連峰の周回は完了した。
混んでるよ。戸隠。