ロープウェイを使って天神平から谷川岳へ
標高は1977m。
登山ルートは一ノ倉沢を登るので無く比較的安全な天神尾根。ロープウェイもフル活用。
土合のロープウェイ駅は七階建て。
こんな山奥にそんなに高い建物が!と思っていたけれど、斜面にあったので高さは分からなかった。
誘導されたとおりに車を停め、一人往復2000円のチケットを6階でを購入。7階のロープウェイ乗り場へ。
ロープウェイ大好き
土合から天神平へのロープウェイは約700mの標高を稼いでくれる。
外にはどんどん近づく谷川岳が大迫力。
室内は蒸し暑い。
ロープウェイに乗り天神平へ
到着した天神平は標高1319m。ここから山頂へは650mほどの高低差。
ロープウェイの降り場の横には、1本のリフトが動いていて、さらに上まで連れて行くことができる。
ただ近くなるわけでは無く、別の地点からスタートするだけなので、今回はリフトには乗らず天神平で準備を整えて登山開始。
ロープウェイで気軽に天神平まで来られるからか、登山道には軽装な人が多い。
登山ルートも整備されていて、しばらくは木段が続く。
ちょっとした散歩ですか?みたいな人もいる
天神平から谷川岳へ
木々の間からチラチラと見える谷川岳がの険しい岩肌が大迫力。
谷川岳は標高は高くないけれど険しい山だという雰囲気がガンガンと伝わってくる。
もうね。谷川岳といったら遭難のイメージが強いのですよ。
登山を開始してから40分ほどで熊穴沢避難小屋に到着。
ここまで50分の予定だったので予定より早い。
休むポイントとしては時間的にもちょうど良い場所にあるからか、避難小屋の回りには休憩している人が大勢。
中にも人がたくさん見える。
ちょっと中に入る気にはならない
天神平からはここまで2.1キロ。谷川岳山頂までは約1.8キロだそうだ。
ここから登山ルートは尾根歩きにかわり、なだらかに登っていた斜面は岩場が続いて険しくなっていく。
谷川岳の登山ルートは岩の多い稜線
登山者が多いので、鎖場や岩場では下山してくる人や前を歩く人の様子を見ながら。
中には小学生にも満たないだろう小さな子供もこのルートにチャレンジしていた。
ちゃんと水分を取らないと。
この登りは陽射しを背負って歩くからすっごく消耗する。
20分ほど登ったところで景色が開けたので、水分補給と休憩。
持ってきた水筒から水分を補給して周りを見渡すのだけれど、ここ最近の霞んだ空のせいで、あまり眺望は良くなかった。
近くに見える万太郎山へ向かう稜線だけが素晴らしく迫力があった。
あのぴょーんとしたのが物凄く存在感がある。
での実際は手がプルプルしだして脱水感がヤバかった。
さらに続く岩の斜面。
天狗のトマリ場を過ぎると、肩の小屋が近くに見え始めて山頂が近く感じられる。
登山開始から約1時間40分。
ようやく肩の小屋に到着した。
トマの耳とオキの耳へ
谷川岳にあるふたつの峰のひとつ、トマの耳はすぐそこなので、ここでは休まず一気に上を目指す。
トマの耳には5分くらいで到着。
ここでやっと谷川岳山頂のオキの耳が見えた。
あっちが山頂なのだよね
オキの耳でも登山者がたくさんいたけれど、トマの耳にも登山者が多い。
少し下って登って15分。
山頂に到着した。
スタートからは2時間ほど。
谷川岳山頂にいるたくさんの人に混じってお昼ご飯と休憩を取った。ずっと眺めてきた万太郎山の稜線は、ちょうど裏側が見えるようになっていた。
実はこっちの神社にも興味があって。
むしろこれが見たかったと言っても良いくらい。
オキの耳から一ノ沢岳方面へ少し進むと、富士浅間神社の奥の院があった。
谷川温泉にある神社の奥の院だそうで、谷川岳山頂からついでにここまでくる人も多いようだった。
谷川岳はヘリコプターの飛ぶ山
とても良く晴れて暑かった陽射しも、山頂で休んでいる間にだんだんと雲が多くなってきた。
谷川岳は分水嶺に位置しているために、日本海側と関東側の気候に左右されることが多く、天候が変わりやすいという。
世界一の遭難の原因は、険しい岩のルートだけでは無くて、変わりやすい天気も理由のようだ。
遭難か?そうなんか??
谷川岳からの下山中、ヘリコプターがずっと尾根の下を飛んでいた。
登っている最中もヘリコプターがいたらしく、救助のためだったのか取材だったのか分からないけれど、物々しい雰囲気だった。