高峰高原から仙人岳へ登山
上信越道小諸ICから浅間サンラインを通って高峰高原方面へチェリパークラインを登る。
曲がりくねった道を標高2000m付近まで上ると高峰高原ホテルの駐車場に車を停めることができる。
縁があってチェリーパークラインは何度か
スタートの高峰高原はすでに標高2000m。
仙人岳へと向かうルートの途中にある黒斑山が最高点で、そこまでの標高差は約460mほど。
通常なら2時間ほどでそこまで辿り着くことができる。
朝、高峰高原から眺める佐久平は雲海の中。
雲の向こうには北八ヶ岳や蓼科山が顔を出している。
天候が良ければ富士山も見えるはず。
スタート地点でもすでに満足度の高い絶景が楽しめる。
準備を整えて表コースから登山スタート。
さほど長い急登も無く、比較的登りやすい。
右側には相変わらずの佐久平の眺めが続き、左側には黒斑山。
登山道も整備されている。
1時間ほど歩くとシェルターが置かれているので、ここを目印にとにかく頑張る。
シェルターって見慣れていないし、目安にするにはちょうどいいイメージ
シェルターを過ぎたら浅間山の素晴らしい眺望が続く
シェルターを過ぎると浅間山が大きく顔を出す。
手前に見えるゴツゴツとした岩はトーミの頭。
その奥に聳える浅間山の大きさがたまらない。
浅間の右側には、剣ヶ峰や牙山といった険しい西側の外輪山が見える。
ここまでくると、それまで林に囲まれていたルートと違って素晴らしい眺めが楽しめるので、足取りも俄然軽くなる。
稜線が見渡せるトーミの頭までの坂道も一度に登り切ると、大きな景色が目の前に広がる。
トーミの頭は風が当たりやすい場所だけれど、浅間山だけではなく佐久平や八ヶ岳も見渡すことができ、座る場所も確保できる絶好の休憩ポイントになっている。
トーミの頭は良い
トーミの頭から黒斑山まではすぐそこ。
右側に浅間山を眺めながら、角度によって表情の変わる様子を楽しみながら歩くことができる。
黒斑山から20分ほどで木に囲まれたルートを抜け、蛇骨岳から草木の無い稜線を歩く。
蛇骨岳まで来ると、北側に広がる菅平や嬬恋、その先の谷川までも見渡すことができる。
振り返れば黒斑山の険しい山壁も見ることができ、360°どこを見ても飽きることの無い景色を楽しめる。
蛇骨岳からが外輪山の一番楽しいところ
緩い下り坂のアップダウンを繰り返しながら、黒斑山から仙人岳までは1時間も掛からず到着することができた。
帰りはトーミの頭までもどり、木のトンネルに囲まれた中コースから高峰へ下山した。