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山が赤く染まる秋、紅葉を楽しむためだけに登山をする方もいると思います。
標高の高い山でなくても、身近な低山でも身の回りに広がる自然と、赤く華やかな色から自然を感じるのも良いです。

季節を問わず自然に触れるのももちろんオススメですが、紅葉の季節だけの華やかな色を登山で楽しんでみてはどうでしょうか?

紅葉が楽しめるオススメの山

涸沢カール
日本一とも言われる紅葉の名所です。穂高岳連峰に囲まれるようにして広がるカールの眺めが最高です。
上高地からコースタイムにして6時間ほど。約800mの高低差を歩きます。日帰りするにはもったいなく、登山時間的にも少し厳しいので、1泊以上がおすすめです。
とくに朝焼けに染まる穂高岳連峰を見ながら、徐々に鮮やかになっていく紅葉をじっくりと堪能できるのが涸沢カールのオススメポイントです。ここに至るまでに左手に聳えている屏風岩を見ながら登りますが、こちらも見事な紅葉を魅せてくれます。
雨飾山
長野と新潟の県境にある百名山です。
この山はブナ林がとてもキレイな山で、季節を問わず美しい樹林帯が楽しめるのですが、中でも紅葉シーズンはとても人気が高く、景色も美しくて楽しめます。
ブナ林の紅葉は、赤というよりは黄が強いのですが、その明るさや鮮やかさは一見の価値があると思います。
鳥甲山
長野県の最北、秋山郷にある二百名山です。
新潟県や群馬県との県境にも近く、向かい合うようにして苗場山が見えます。山に登って山奥というのも不思議ですが、麓は秘境という雰囲気で温泉を楽しむだけでも十分に紅葉が楽しめます。
そんな絶景が広がる中でもわざわざ山に登るのなら鳥甲山がオススメです。
少し距離が長く、急登とアップダウンがありますので、少し気合いを入れて登るのが良いです。
空木岳
中央アルプスの名峰、空木岳は駒ヶ根市から続く池山尾根を登るのがオススメです。高低差が1600mほどあるので登山口と山頂とで紅葉の進み具合も変わりますが、たくさんの木々に囲まれた序盤は足元に広がる落ち葉を楽しんだり、頭上の木漏れ日を見上げたりと紅葉を楽しめます。
距離と高低差がありますので、体力と時間に余裕を持って登るのをオススメします。

辛くない紅葉オススメの山

「紅葉が綺麗なのは分かるけれど、登るのはなかなか気が進まない」
ということあると思います。日頃から山に登っているのなら、紅葉は絶好のシーズンですが、まずは紅葉を楽しみたいだけでしたら、標高を求めなくても良いと思います。

妙高山
燕温泉から登ることができるのですが、ロープウェイを使った登山道もあります。
百名山に数えられ、地元でも象徴的な山として愛されていますので、登山者も多く見られます。まずは初級編として紅葉を楽しみながら登ることができるのではないでしょうか。
高社山
長野県北部の知られざる名峰です。ふたつの峰のある双耳峰で、こちらも地元で愛される象徴的な山です。 予め確認が必要ですが、スキー場からリフトを使って山頂近くまで登ることが可能です。もっともキツいと言われる赤岩口からの登山道は、噂によると熊の出没地でもあるそうなので要注意です。

写真を撮ることは登山の楽しみのひとつですし、紅葉は写真としては華やかで気持ちも盛り上がる被写体です。
登るだけなら夏山シーズンという言葉があるくらいですから、初夏からお盆に掛けてのシーズンが天候も安定し、登りやすいのかもしれませんが、せっかく山へ来たのだし、写真を撮るのならやはり紅葉。
山は一年で最も華やかになります。

これまで何度か紅葉のシーズンに登ることができました。
その中で撮った写真は、サイトに掲載したもの、お蔵入りしたものが数々ありますが、ここでまとめてみたいと思います。

涸沢カール
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