天狗岳 冬季登山(稲子湯)1月 天狗岳から強風の稜線を夏沢峠へ

天狗岳

稲子湯中山峠 2016年1月5日

冬の八ヶ岳天狗岳登山

北八ヶ岳の南端にある天狗岳。
西天狗と東天狗のふたつの峰は両極端で、ゴツゴツとした岩の東天狗と、丸みを帯びた穏やかな山容の西天狗が聳えている。中山峠からはまるで二つの山があるようにも見える。
北八ヶ岳と南八ヶ岳への眺望が良く、季節を問わず登山者も多い。

■行程

  1. 稲子湯
  2. みどり池
  3. 中山峠
  4. 東天狗岳
  5. 西天狗岳
  6. 東天狗岳
  7. 夏沢峠
  8. 本沢温泉
  9. みどり池
  10. 稲子湯
  • 駐車場スペース
    駐車場スペース。
  • ここから入る
    ここから入る。
  • 車道を縫ってく
    車道を縫ってく。

稲子湯から中山峠、天狗岳へ

八ヶ岳を挟んで東西から登山道があり、今回は西側の小海町から。
松原湖やスキー場を過ぎてさらに標高を上げたところに登山口がある。
稲子湯へと続く林道のわきに駐車場があり、30台ほどが停められそうなスペース。
林道の車止めを避けて登山道へと入っていく。

緩やかに登っていく林道を縫うように登山道が真っ直ぐに伸びている。登山口から20分ほど、車道から本格的な登山道へと入っていく。
標高も徐々に上がり、石が転がる登山道から雪と氷の張った登山道へと変わった。

木に覆われた登山道。徐々にうっすらと雪が積もり、右側には枝の間から高い岩壁が見える。
傾斜もそうキツくなく緩やかな傾斜の登山道は歩きやすい。登っていくこと1時間。標高2,000mを越え、みどり池に到着した。

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  • 氷が張ってる
    氷が張ってる。
  • 登山道へ入ってく
    登山道へ入ってく。
  • 氷がいっぱい
    氷がいっぱい。
  • 雪も少し
    雪も少し。
  • 少し雪増えた
    少し雪増えた。
  • みどり池に着いた
    みどり池に着いた。
  • みどり池から東天狗
    みどり池から東天狗。
  • 平坦な道
    平坦な道。
  • 中山峠へ
    中山峠へ。

みどり池の畔には、しらびそ小屋という山小屋があり幕営地も整えられている。
氷ったみどり池を見渡すとその先には東天狗が高く聳えている。
しばらく平坦な登山道を進む。目の前にはリスが雪の上を走り、枝の間から差し込む朝陽が気持ち良い。
5分ほどで本沢温泉と中山峠との分岐になりそこを右へと進むと、徐々に勾配が出てきた。木に括り付けた看板には「中山峠直下で落石注意」の文字。
その看板の通りか、中山峠の直下は急勾配の雪道になっていた。
陽の光を背負いながら急登を登っていく。
みどり池から40分ほど登ったところ、厚い枝の間から空が見え中山峠が近くなったように見えた。
登っていた急斜面をトラバースするように登山道が変わると、進む先にはそれらしい様子が見える。
このトラバース地点が落石注意の場所と思われるので、頭上に注意をしながら中山峠へ。
トラバース地点からは木も開け東天狗が見える。

  • 木の間から高い岩壁
    木の間から高い岩壁。
  • 急な勾配
    急な勾配。
  • 頭上注意
    頭上注意。
  • 東天狗とカモシカが小さく
    東天狗とカモシカが小さく。
  • 中山峠
    中山峠。
  • 天狗岳ふたつが見えた
    天狗岳ふたつが見えた。

鎖が張られた岩場を登ると、中山峠へ到着した。
登山口からは2時間ほどでの到着だった。

中山峠から東天狗へ

強く吹き付ける風が木を揺らしている中山峠。かなり風が強い様子なので、身支度を調えて東天狗へと向かう。雪が少なく、本来なら隠れているハシゴや木々が露出していた。
見晴らしの良いハイマツ帯に出ると、東天狗と西天狗の両方の峰を見渡すことができた。振り返ると蓼科山まで北八ヶ岳を一望。秩父の山並みや北アルプスが見える。

東天狗へと近づくにつれてだんだんと傾斜のキツくなり岩場が続く。ところどころでマークが雪に隠れているため、岩を見渡しながら歩きやすいところを見つけ、東天狗へと近づいていく。

  • 木の間を歩く
    木の間を歩く。
  • 天狗岳近い
    天狗岳近い。
  • 西側の景色
    西側の景色。
  • 振り返ると北八ヶ岳
    振り返ると北八ヶ岳。
  • 急勾配なところもある
    急勾配なところもある。
  • 左へ登る
    左へ登る。
  • 雪と岩場
    雪と岩場。
  • あの先っぽが東天狗
    あの先っぽが東天狗。
  • 東天狗着いた
    東天狗着いた。
  • 北八ヶ岳方面
    北八ヶ岳方面。
  • 金峰山方面
    金峰山方面。
  • 西天狗
    西天狗。
  • 南八ヶ岳
    南八ヶ岳。

中山峠から2時間40分。中山峠からは40分ほどで東天狗に到着した。ここからの眺望も良く西側の山並みを楽しめるが、風が直接吹き付けるため、早々に西天狗へ。いったん鞍部へと下りて西天狗へ取り付く。雪の付いた斜面とはいえ歩きやすく15分ほどで西天狗に到着した。

西天狗から夏沢峠

登山口から西天狗岳まで、2時間55分での到着だった。
風が強く吹き付ける東天狗と比べて丸みを帯びているせいか、風が当たらないのか寒さを感じなかった。
陽射しは暖かい。
南八ヶ岳、南アルプスの眺望と、北八ヶ岳を見晴らして景色を楽しむ。遠く御嶽山は噴煙が上がっているようにも見える。

  • 西天狗へ登る
    西天狗へ登る。
  • 東天狗を見る
    東天狗を見る。
  • 西天狗に着いた
    西天狗に着いた。
  • 南八ヶ岳を見渡す
    南八ヶ岳を見渡す。
  • 北八ヶ岳方面
    北八ヶ岳方面。

西天狗からは根石岳を経由して夏沢峠へ。
さきほど下りた東天狗へと再び登り返し、根石岳へと下りていく。天狗岳と根石岳の鞍部へと下りると、一気に風が強く当たるようになった。体を煽られるほどの風に、ときどき足を停めて耐えながら根石岳へ。高低差や勾配はそうキツくはないものの、急に吹き付ける強風に苦労する。狭くはない登山道も風に煽られ体が流される危険も感じる。

帽子を飛ばされながら西天狗からは30分ほどで到着。相変わらずの風の強さで、景色を見ることなく根石山荘へと下りる。相変わらずの風を感じながら根石山荘を過ぎると樹林帯に戻り、風からは逃れることができた。

八ヶ岳の西側と硫黄岳との分岐になる夏沢峠。八ヶ岳の西側にある崖の真上を下るように夏沢峠から硫黄岳方面へ。樹林帯に隠れているものの、この崖を覗き込んでみると高度感はかなりのもの。硫黄岳と本沢温泉の分岐にあたるヒュッテ夏沢と山彦荘を経由して下山路へと進んだ。

  • 東天狗から根石岳へ
    東天狗から根石岳へ。
  • 中山峠の西の方
    中山峠の西の方。
  • 根石岳へ
    根石岳へ。
  • 根石岳に着いた
    根石岳に着いた。
  • 夏沢峠
    夏沢峠。
  • 樹林帯を降りる
    樹林帯を降りる。
  • 硫黄岳はココから
    硫黄岳はココから。

本沢温泉を経由して下山ルート

夏沢峠からは一気に高度を下げていく。樹林帯に囲まれた本沢温泉へのルートは緑が多く気持ちが良い。ときどき見える硫黄岳が高い。
登山道は徐々に歩きやすく広くなっていく。
20分ほど下りたところ硫黄がきつく臭ってきた。本沢温泉へと近づいている雰囲気を感じながらさらに下りていく。登山道の下に浴槽が見え、さらに少し下りたところで露天風呂の案内が立っていた。

  • 温泉と下山ルートの分岐
    温泉と下山ルートの分岐。
  • 温泉の入口
    温泉の入口。
  • 本沢温泉の露天風呂
    本沢温泉の露天風呂。
  • 本沢温泉に着いた
    本沢温泉に着いた。

本沢温泉は国内最高地点の露天風呂が楽しめる温泉地。山小屋と同じように宿泊も食事もできる。内湯もあるため、本沢温泉を目的として八ヶ岳を楽しむのも良い。
本沢温泉で休憩をして、再びみどり池へと戻る。

登り返しもあり、ここまで下りてきたルートではなかなかに足に堪える下山ルート。場所によっては登山道一面に厚い氷が張っているところもある。登っては緩やかに下り、中山峠の分岐まで戻るとみどり池まではすぐ。あとは登ってきたルートを戻るのみ。

八ヶ岳の西側の登山道は、美濃戸や渋ノ湯、唐沢などと比べて裏側という印象もあるが、静かで落ち着いた雰囲気があり、テントを担いで登るなら西側が良いと感じた。

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「天狗岳 稲子湯中山峠」登山ルート

天狗岳 稲子湯中山峠 登山レビュー

最高標高
2,899m
登山口標高
1,687m
距離
16.048km
登り
中山峠
下り
夏沢峠 本沢温泉
行動時間
登り2:55
下り2:58
合計5:53
累積標高
(+)1304m
(-)1319m
平均斜度
11.8度
歩行速度
2.83km/h
時期
2016年1月
気温
登山口0℃
山頂-5℃
天気
晴れのち曇り

天狗岳は八ヶ岳の展望台のような印象です。北八ヶ岳も南八ヶ岳もバッチリで、登山道の距離もほどほどなのでオススメです。風が強いのが難点ですが休憩できるポイントもあり、登りやすい山だと思います。時間があればテントを持って他の山との縦走をしたいところです。

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