
火山灰が盛られたような見るからにジャリジャリの砂地のルートは長く、風も強いんだろうなと思いながら眺めていた前掛山。
高峰高原から前掛山を目指し車坂峠を越え草すべりを下りる
標高2,000mの高峰高原の登山口から、まずは車坂峠を目指す。
トーミの頭へと続くこのルートは、スタート地点から北アルプスや八ヶ岳を眺めることができ、富士山への眺望も良い。
6月になり梅雨入りしたとはいえ、とても良い天気で周囲を囲む山並みが素晴らしく楽しい。

高峰高原にいる時点で、期待通りの眺めだった
スタートの高峰高原から約1時間。
車坂峠の最高点近くにあるシェルターに到着。
序盤の休憩ポイントにもちょうど良い。
ここで温まってきた体をに合わせて服装を改めて再スタート。

浅間山をずっと眺めながら歩けるようになって景色が良い
峠を越えると浅間山の全体を眺めることができる。
峠から足元を見下ろすと浅間山荘からの登山道にある火山館、そしてカモシカ平と呼ばれる地点が見える。
この場所はカモシカとの遭遇率が高いところから、そう呼ばれているようなのだけれど、景色を眺めているとやっぱりカモシカ!
こちらを気にしながら岩崖をユックリと下りていった。
カモシカが去って行くのを見送り、トーミの頭への坂道を登る。
100mほどを一気に上がる急な坂道を登り切ると、浅間山と外輪山の全景を眺めることができる。
表コースからのルートを歩く誰もが、ここからの眺めに足を停めしばらく景色に見惚れている。

ここから歩く先を一望して、わりと距離があるなと認識。
トーミの頭は登るのを躊躇うほどの急勾配
これからのルートは、トーミの頭の真下にある草すべり。
1時間半ほどかけて登ってきた高度を30分で駆けるように下りていく。