金華山へ登る
8:30 JR岐阜駅からバス12・13番に乗り長良橋通りで下車。
岐阜駅からの運賃は220円。
徒歩で金華山の麓を歩きながら登山口へ。
目移りするほど道がいっぱいある
JR岐阜駅からバスに乗って15分ほど。
金華山に建つ岐阜城が見えてきたところでバスを降りた。
博物館を過ぎ、公園の中を歩きながらロープウェイを横目に歩いていく。
三重塔が見えて通り過ぎたところで森の中へ近づいて行くと、「めい想の小径」と書かれた看板を見つけた。
にしても「麒麟がくる」で盛り上がっている雰囲気
ここ?ここでいい?
めい想の小径へ
公園の中を歩く遊歩道なのかもしれないと思いつつ、めい想の小径という文字を信じて近づく。
コースを図示した看板を見て、これから歩く場所を確認する。
山の周囲に様々な道がある中でも、今回は看板に太く引かれた線をなぞって歩く。
序盤の石畳は歩きやすく、ほんの50mほどのなだらかな坂道を登る。
石畳を進んだところが、めい想の小径の起点。
岐阜城のある山頂へ続く登山道と、庭園への分岐になる。
ここでいい?
入口にあった図を覚えていても、この場に立って果たして左右のどちらに進むのか正しいのか、距離感がいまいち掴めない。
ひとまず城へ進むことに間違いはないのだろうと考え、右へと続く階段を登っていく。
ところどころに偉人の言葉が掛けてある
馬ノ背との分岐
ここで後ろから歩いてきた人に、ふたつのコースの特徴を聞いてみた。
緩やかに登っていくことのできるめい想の小径。
トレーニングのようにして登られる馬ノ背。
周回コースのようにして登られることが多いという。
金華山初心者には、何がどうなのかよく分からないから聞くのが良い
なだらかと言われるめい想の小径へ
初めての金華山で、難しい・大変という思いをしたくないと思い、緩やかと言われるめい想の小径へ。
分岐を過ぎてすぐは、なだらかに下っていくように斜面を横切っていくようだった。
ただ左手側は急な斜面で、けっしてのんびりと歩くという雰囲気でもなく思われた。
右にある山側には「落石注意」の看板、擦れ違うことが難しくないほどの幅でも、それでも高さのある斜面が間近に見えるのは気持ちが悪い。
登りの角度が緩いだけで、木の根が張りだしているところや、石の段差も多く、足元に注意しながら歩きたいところが多い。
距離や高低差は知れている程度とはいえ、登山道なんだということが思われるコースに感じられた。
めい想の小径もけっこう大変なところなんじゃないか?
岐阜城までの中間点という案内を過ぎると、斜面はますます急なものに変わっていく。
階段が付けられているところや、石段が置かれているところなどが連続し、折り返しながら登っていく。
中間地点から10分と経たないところで、足元は岩場に変わって眺望が開ける。
高さはないものの、金華山の北側を一望できるような眺めで、長良川以北の岐阜が見渡せる。
見る角度を変えて山頂方向を見ると、岐阜城の天守閣が間近に見える。
足元は細かく切り立ったような岩場で、ソールの下から突き上げられる感触が、健康器具の青竹踏みのように感じた。
崩れやすかったり滑りやすかったりという岩場ではないものの、小さな段差のつまづきには注意をしたい。
大根がおろせそうだ。
雰囲気的に。
登山道は尾根道に変わり、ところどころで狭いところや段差の高いところを過ぎる。
なんの意識をすることもなく普通に歩けば難しくはないと思われる程度の幅、ただ谷側へ落ちたらと思ってしまうような開けた眺望。
良くも悪くも景色が見える。
谷側がけっこう高いと思う
山頂が近づくにつれて、岩の登りは急な斜面になっていく。
鎖や高い段差はない。
ビューポイントと書かれた場所からは、先ほどよりも少し高くなった眺望が見られる。
見上げて視界に入ってくる岐阜城は、ほぼ視線の高さのようにも思え、あと少しという印象が強くなった。
危険(狭い道)と書かれた看板を過ぎると岐阜城までは100m。
木々に厚く覆われた中の石段を登っていくと、木が開けて岐阜城の下に出た。
めい想の小径の入口から43分ほど、木の中から唐突に山頂に着いたような思いだった。
着いた
金華山山頂
金華山の山頂には岐阜城の天守閣が建っている。
鉄筋コンクリート造の4階建てで、岐阜市内や近隣を一望することができる。
地面はコンクリートで固められ、ベンチがいくつか置かれている。
ロープウェイを使って訪れるひとも多いため、登山道では見かけなかったほどの人たちが、ここで景色や時間を楽しんでいる。
山頂の傍らには御嶽神社が西の方を向いて祀られていた。
天守に入ってみればイイのかな?
入らなくてもイイのかな?
迷うところ。
金華山からの下山
下山はいくつかある登山道のうち、百曲がりを下りることに。
東側の斜面を折り返しながら下りていく。
どこを下りたら良いのだろう?
山頂から下りて岐阜城資料館の横を過ぎ、ロープウェイ駅の方へ向かう。
高さ15mほどはあるのだろうかという石垣を見上げ、その下にある井戸を見る。
振り返って見上げると岐阜城の直下にいるようだった。
天守を背にしてロープウェイへの矢印に沿って歩いていく。
ロープウェイ駅へ向かう途中には車坂ハイキングコースへ向かう分岐があり、いかにも下山する雰囲気を醸している。
ここを下りてしまうと行程が大きく伸びるため、立てられていた案内板を見て、目的の登山道へ進む。
ロープウェイ駅を目の前にしても、別の登山道への分岐があり、リス村を真ん中にして、右は百曲がり、左は七曲がりになっている。
どちらも西側に下りられるものの、最寄りは百曲がり。
知らない登山道だし分岐があると迷う
百曲がりへ分岐を進むと、登りのような細かく尖った石の道に変わる。
斜面は緩やかで比較的歩きやすい。
石は少し下りたところで軟らかな土に変わり、百曲がりという登山道の名前のとおり、右へ左へと折り返しが続く。
とても歩きやすく眺望は少ない。
足を停めるようなところも無く、気が付くと木の間から街が見え、登山口に下りた。
早かった