虫倉山

1378m

2

冬季虫倉山さるすべり

さるすべりルート 2020年1月18日

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信州百名山のひとつに数えられる虫倉山。
登山口が高い位置にあるため、1370mほどの山頂まで手軽で、なおかつ山頂からは絶好の眺望が得られる。
特に北アルプスへの眺望は素晴らしく、後立山の迫力が間近に迫ってくるよう。
また眼下に見える旧中条村の集落は長閑で、山村らしい雰囲気を楽しめる。

虫倉山の登山道は、主に不動滝からの一般ルートと、さるすべりコースと名付けられた破線ルート、崩落した斜面に沿って登る岩井堂コースがある。
他にも様々な登山口から登ることができるが、積雪期は登ることのできる登山道も限られている。

積雪期は登ることができるのは不動滝コースのみという中、記録的に積雪の少ないこの1月は他のコースも登ることのできる状況で、今回は不動滝登山口からさるすべりコースを登り山頂を経由して下山する周回コースを選んだ。

歩いたルート

コースデータ

例年なら積雪のために登ることがとても難しいさるすべりコースですが、2020年は記録的に雪が少ないため、ならばと向かってみました。
コースの核心部が陽に当たりやすいこともあり、積雪や凍結もさほど気にせず登ることができたと思います。
そうはいっても急登と鎖場の連続する難コースで、とても気を遣うコースでした。
登りと対照的に、不動滝コースはとても歩きやすかったです。

雲の多い天候でしたが、山頂から見える北アルプスは大迫力で、雪の白さが美しかったです。

この日のコースタイム

  1. 登山口
  2. 虫倉神社奥の院(0:21)
  3. 虫倉山山頂(0:55)
  4. 不動滝登山口(1:29)
最高標高
1378m
登山口標高
1004m
距離
3.09km
登り
さるすべり
下り
不動滝
行動時間
登り0:55・下り0:34・合計1:29
累積標高
399m
428m
平均斜度
14.96度
歩行速度
2.09km/h
時季
2020年1月
天気
曇り

持って行った水の量

  • 水900ml

使った登山道具

  • 登山口に車を停める

    登山口に車を停める

気が付いたら毎月のように虫倉山に来ているんじゃないか?

虫倉山への登山口は、県道小川長野線を旧中条村から小川村へと向かう。
道路の端に建てられた登山口の案内に従って林道へと入っていくと、道路にはうっすらと雪が積もっていた。
とても除雪が行き届くような立地とも思えず、天候や状況によっては登山口の最寄りまで車を入れることは難しく、林道の入口あたりで駐車することが考えられる。
林道の終点まで進み、不動滝を横目に見ながら未舗装の道路を進むと登山口を過ぎ、数台が停められる駐車場に着く。

駐車場までの車道もなかなか・・・

不動滝コースとさるすべりコースへ登ることのできる登山口で、虫倉山を周回するには都合が良い。
準備を整えて、まずは駐車場の奥へと続いていくさるすべりコースへと進む。

  • さるすべりコースといえばこの看板

    さるすべりコースといえばこの看板

  • いきなり狭いところ

    いきなり狭いところ

登山口から入って少し下ると、注意喚起の看板が建てられている。
虫倉山の斜面は脆く、特に落ち葉が積もった柔らかな土質は足を取られやすい。
序盤から鎖が架けられた狭い登山道を歩き、折り返しながら登っていくと、うっすらと雪が残っている。
人が歩いたような足跡も多く、この季節でも同じようにこのコースを歩く人がいるものだと感じた。

意外と足跡が多い

  • 序盤は折り返しながら登る

    序盤は折り返しながら登る

  • 少し平坦な道が続く

    少し平坦な道が続く

  • 虫倉神社との分岐

    虫倉神社との分岐

折り返して登ったあとの平坦な登山道を進むと、さるすべりコースと虫倉神社との分岐に差し掛かる。
分岐からふたたび折り返しの登り坂へ。
いっぱいに積もっている落ち葉は湿気を含んで重く軟らかな土が脆い。
急登が緩まると平坦な尾根に変わった。
このまま尾根に沿って杉の急登へと入っていく。

ここらへんで人が歩いた形跡が無くなってる

  • ここを真っ直ぐに登る

    ここを真っ直ぐに登る

  • 杉の間を縫って登る

    杉の間を縫って登る

  • 虫倉神社の奥の院

    虫倉神社の奥の院

さるすべりコースは全般的にきつい傾斜が多い。
序盤のうちは斜面が広く、傾斜を折り返しながら登ることができる。
杉の間を縫うようにして急登は、右手側が急傾斜で登山道から外れることができない。

登り切ると岩壁の真下に建つ虫倉神社奥の院があった。
登山口からは21分ほど。
奥の院を避けるようにして登山道が続いていく。
高さ5mほどの岩場があり、鎖が架けられている。
さるすべりコースの最初の核心部で、岩の凹凸に着いた雪が滑りやすくて憎らしい。

  • 登山口に車を停める

    登山口に車を停める

高さはないのだけど難しいなと思う

鎖を手がかりに、岩に手を掛け足を乗せる。
残っている雪の上に足を乗せると滑りやすく、高さ以上の難しさが感じられた。

  • 登山口に車を停める

    登山口に車を停める

  • けっこうな急斜面を登る

    けっこうな急斜面を登る

鎖を登り切ると、急登が続く。
どこを歩いても良さそうなほどに踏み跡は不明瞭で、なんとなく落ち葉が踏まれたような雰囲気の場所に足を選び登っていく。
見上げると葉の落ちた枝には、小さな霧氷が付いていた。
枝の先には山頂が見える。
急登を登り切って、広く緩やかな尾根上に出ると、足首ほどの深さの雪が積もっていた。
湿気を含んだ雪が気温の低さで固まり、踏みしめるとバリバリと音を立てて足が埋まる。
微妙に力を込めて踏み込むような雪が歩きづらい。

  • このへんから霧氷がうっすら

    このへんから霧氷がうっすら

雪の道は大変で・・あまり・・・

雪が少なくなっている木の根元を選んで登り、山頂直下の鞍部へと緩やかに下りた。
ここからがさるすべりコースの核心部。
尾根の急登と高い段差の鎖場が続く。

  • 急な斜面を登り切ると雪が少し

    急な斜面を登り切ると雪が少し

  • 急な登りに取り付く

    急な登りに取り付く

  • 枝が凍みて白い

    枝が凍みて白い

  • 木の根がちょうど良い段差

    木の根がちょうど良い段差

  • 鎖に沿って登る

    鎖に沿って登る

  • 雪がうっすらと積もっている

    雪がうっすらと積もっている

  • 段差が高い

    段差が高い

さるすべりに来た感じがする

凹凸の影にうっすらと残った雪を踏み、尾根の急登へ取り付く。
頭上には霧氷、見上げるのも楽しい景色が広がる中で、足元に注意をしながらの登山道が続いていく。
序盤は足の踏み場も多く、歩きやすい段差を選んで登っていく。
まるで階段のように木の根が張りだしていたり、登山道が作られているところもあり、手を突き、鎖に頼りながら急傾斜を登っていく。

何度来ても大変だと思う

  • 鎖が続く

    鎖が続く

  • 山頂が近くなってきた

    山頂が近くなってきた

  • 足元の葉っぱもパリパリになっている

    足元の葉っぱもパリパリになっている

  • 白い枝がいっぱい

    白い枝がいっぱい

  • この先が一番狭い

    この先が一番狭い

  • ここを登るって急登終わり

    ここを登るって急登終わり

  • 進入禁止を左へ避ける

    進入禁止を左へ避ける

下を見ると高い階段のように真下へと傾斜が続き、登山口周辺の集落が見える。
見上げていた霧氷も視線と同じ高さに変わり、間近にその様子を楽しむこともできた。
一際高い岩の鎖場を登り、階段上に張った木の根を踏んでいく。
崖のように右側が鋭く切れ落ちた登山道を過ぎると山頂は間近。

虫倉山の山頂

数年前の崩落で進入禁止になった看板を避け、登山道を巻き、山頂に到着した。
登山口からは55分。
急登に苦労しながらも順調に登ることができた。
空には雲が広がっているものの、周囲の山々の眺望は良く、特に北アルプス後立山は存在感があった。

  • 山頂はそこ

    山頂はそこ

  • 虫倉山に着いた

    虫倉山に着いた

  • 不動滝コースと山頂で合流

    不動滝コースと山頂で合流

  • 東の方の景色

    東の方の景色

  • 戸隠連峰は雲の中

    戸隠連峰は雲の中

  • 鹿島槍ヶ岳が近い

    鹿島槍ヶ岳が近い

  • 蓮華岳と針木岳

    蓮華岳と針木岳

間近に見える鹿島槍ヶ岳や五竜岳、なによりも針ノ木岳と蓮華岳の迫力があり、ひときわ白くなだらかな野口五郎岳は印象的だった。
北側には雲が広がっていたため、高妻山や妙高山、奥裾花の山々は見ることができなかった。

やっぱり山頂からの眺めは良い。

周囲の山を見渡す他にも、眼下に見える集落を見下ろすのも楽しく、長閑な山村らしい雰囲気を感じられる。
高低差も400mほどと比較的近く、集落での物音が響いてくるのも里山らしい。

  • 五竜岳には武田菱の雪形が見える

    五竜岳には武田菱の雪形が見える

  • 登山口近くの集落を見下ろす

    登山口近くの集落を見下ろす

  • 不動滝コースへ下りる

    不動滝コースへ下りる

  • 細かく登ったり下りたり

    細かく登ったり下りたり

  • 小川村へ下りる分岐

    小川村へ下りる分岐

不動滝コースでの下山

山頂からの下山は不動滝コースを下りる。
登りに使ったさるすべりコースに比べてなだらかで、比較的歩きやすい登山道が続く。
山頂からは細尾根を伝い、細かなアップダウンを繰り返していく。
雪は足首ほどまで積もり、ここにきて想定以上の雪を踏むことになった。
尾根を伝って日本記との分岐を過ぎると登山口へ向かって下っていく。

吹きだまりになっているとこもあったし意外と雪があった

  • 東屋まで来た

    東屋まで来た

  • 東屋からの眺め

    東屋からの眺め

標高を下げていくほどに徐々に積雪量は少なくなり、登山口へ近づくころにはソールほどの深さもなかった。

下山後に立ち寄った温泉

川中島温泉テルメDOME

長野市の比較的街の中にあるので、立ち寄りやすい温泉施設です。
ただ、街の中だけに時間帯によっては道路が渋滞します。
浴室は天井が高くて開放感があり、露天風呂は珍しく畳が敷あり、寝転ぶこともできます。
温泉以外にいろいろな施設があるので、登山帰りというよりは、温泉でゆっくりと過ごすという楽しみ方が良いのかもしれないです。

温泉は天然の掛け流しですが、色や香りはありませんでした。

長野市の川中島町にある温泉施設。
内湯と露天風呂、数種類の浴槽が楽しめる。
浴室内にはサウナや、韓国式あかすりがあり、建物の中には岩盤浴やフィットネスなどが楽しめる施設もある。
休憩スペースでの食事は、ローカル番組で取り上げられるほどで、入館料と食事のセット割引もある。

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