7月の登山レポート 山の天気とコンディション。

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7月の登山

夏山シーズン到来!7月にオススメの登山スポット
梅雨明け後の7月は、夏山登山には最適な季節。
高山植物が咲き乱れ、緑が鮮やかな景色を見ることができます。
今回は、そんな夏山シーズンにぴったりのオススメ登山スポットをご紹介します。

8月に登った山はこちら

7月の北アルプスなら。オススメ登山記

白馬三山

白馬三山
7月の白馬は花の咲く季節で、大雪渓から登る白馬三山は残雪と緑、花がきれいなルートです。
最近では大雪渓の融雪が進み、立ち入りができないこともあるようで、事前に状態を良く確認しておく必要がありますが、もし歩くことのできる状態でしたら7月の大雪渓はオススメです。
白馬岳直下や、杓子岳から白馬鑓ヶ岳を通って鑓温泉へと向かうルート上にもたくさんの花が咲きます。
ぜひ7月にお勧めしたい山のひとつです。

槍ヶ岳

槍ヶ岳
北アルプスの盟主で季節を問わず人気の槍ヶ岳ですが、登りやすいシーズンは7月だと思います。
夏休みに入ると混み合いますし、紅葉のシーズンになればそれ以上の混み具合が予想されます。
だからといって早すぎるシーズンは槍沢、飛騨沢とも残雪が多くあることもあります。
槍ヶ岳は花が豊富な山ですし、初夏の北アルプスを楽しみながら登るには最高の山です。

大天井岳

大天井岳
北アルプスでも屈指の人気ルート「表銀座」
中房温泉から燕岳を通り、表銀座を大天井岳まで。
槍ヶ岳を眺めながらの稜線歩きは、人気の高さにも頷ける気持ち良さです。
さすがに槍ヶ岳まで歩くには日程が長く必要ですが、大天井岳まででしたら1泊2日で歩くことができます。
そのまま常念岳方面へと下りるのも良いですし、燕岳へと戻るのもイイと思います。

7月に登った山一覧

7月の思い出深い登山はこちら

志賀高原トレッキング

志賀高原トレッキング

志賀高原はいくつもの湿原が点在しています。
ウィンタースポーツでの観光地というイメージが強い場所なのですが、気軽なトレッキングやハイキングにもオススメです。
特にワタスゲが群生する6月下旬から7月上旬は景色が美しく、仮に天候が悪くても幻想的な景色に出会えることもあります。

距離:7.69km
登り:硯川
下り:硯川
行動時間:2:11

雨飾山

雨飾山

雨飾山は長野県の北の方、日本海にも近い奥地にある山といった印象です。
山頂近くには美しい笹平が広がることと、登山口付近のブナ林の紅葉が美しいことは雨飾山の魅力ですが、実はたくさんの花が見られる山で、本格的な夏を迎える少し前ぐらいに楽しめます。
キャンプ場から急登を登って広がる笹平に点在している花は、山頂の特徴的な形とあわせて楽しめます。

距離:7.95km
登り:雨飾高原キャンプ場
下り:雨飾高原キャンプ場
行動時間:3:43

掲載している山域

みんな大好き富士山の山開きは7月

例年、富士山の山開きは7月上旬に行われます。
残雪の状況や、登山道の整備状況にもよると思いますが、7月の山開きから閉山までは、たくさんのひとが富士山の山頂を目指して登ることが予想されます。
日本一標高の高い山ですし、どの角度でも美しい富士山なので、一度は登ってみたいところです。

7月の天気

7月になると梅雨が明け、いよいよ夏山シーズンが本格化します。
特に海の日以降の下旬を迎えると、北アルプスを中心に登山者が増えるといった印象もあります。
濃い緑と爽やかな風は夏山の醍醐味で、もっとも登山がしやすいシーズンともいえます。
ただ夏は急な天候の変化や雷などにも注意が必要で、あらかじめ天気予報や雲の様子をチェックしておきたいところです。

7月の登山の服装

暑さの最盛期とはならないまでも、30度以上の日が連続することがあるのも7月です。
登山口付近では朝から暑くても、標高を上げていくにつれて気温が下がり、山頂付近では風に震えるといったことも考えられ、あらかじめ気温を想定して準備が必要です。

基本的に長袖で登山を開始することが多いのですが、汗を大量にかくことも考えられるので、リュックには着替えも入れています。
予報では晴れの確率が高くても、必ず雨具を持つようにし、いちおうフリースも持つようにしています。
行動中は薄着、予備で防寒着といった服装と装備での登山を心がけています。

7月は山が華やかな季節

7月は多くの高山植物が咲きます。
濃くなってくる緑に、高山帯でも可愛らしい花が多く見られます。
シナノキンバイやコマクサといった定番のような存在感のある花や、北岳だけに咲くキタダケキンポウゲのようにその山でしか見られないような固有種も見られます。

カメラ片手に登るのも楽しめる季節ですし、事前に咲いている花をチェックするのも良さそうです。