春の山の魅力は何といっても枝に先に芽吹き始めた緑。
まだ厚い緑に覆われる前の茶色い山肌に若い緑がチラホラと見え始めると季節を感じます。
たくさんの花に囲まれる季節でもありますので、登山とあわせて花や各地のイベントを楽しむこともできます。
また長い冬の間、雪に閉ざされていた北アルプスの各所で通行止めが解除されて登山口まで車で行けるようになるのもゴールデンウィーク前のこの時季です。
光城山
https://tozan100kei.com/route/hikarujouyama-sakura安曇野にある1000mに満たない里山です。
高低差は300mほどなのと車で山頂付近まで行けるので、登山というよりは散歩という感覚で訪れる人も多いと思います。
ここは4月になると登山口から山頂まで桜に覆われます。
近くを走る高速道路からは、桜が咲くと登山道が白い線に見えるくらいです。
登山口と山頂とで若干、咲く時季にバラツキはありますが、桜を見上げながら登る山、桜越しに見る北アルプスは一見の価値アリです。
常念岳
https://tozan100kei.com/route/jounendake-ichinosawa3.php光城山と向かい合うように聳える北アルプスの名峰です。
田植え前のシーズンは、水を張った田の水面に写る様子が美しく、雪の残る常念岳は安曇野の春には欠かせない景色です。
残雪が多く残りますし山小屋も開いていないので、雪に慣れた人向けですが、山頂からは冬の様子を残す槍ヶ岳や穂高岳を望めます。
登山口付近では暖かい陽気でも、稜線に吹き付ける冷たい風や場所によっては雪崩の対策が必要です。
武甲山
https://tozan100kei.com/route/bukousan-ichinotorii.php秩父の北側に聳える山です。
こちらの登山記事は3月下旬のものですが、4月中旬頃になると麓ではシバザクラの群生が見られ、武甲山とあわせて楽しむことができます。
秩父ということもあり雪の心配も少なく済みますし、標高や高低差を考えても余裕を持って登ることができる山です。
両神山
https://tozan100kei.com/route/ryokamisan-omotetozando.php両神山はごつごつとした岩の稜線が魅力的な山という印象です。
新緑の季節は緑がとても綺麗で、見上げながら登る登山道はお薦めです。
日帰りの行程でもじっくりと歩いたという印象が持てると思います。