
年始や成人の日もあり連休に
1月は一年でもっとも厳しい季節に入り、山は白く静まり返ります。
晴れた日は真っ青な空が広がり、山の白さが美しい季節です。
年始や成人の日もあり連休に山へ入りやすいですが、遭難のニュースが多く流れるのもこの季節。
1月はコンディションの良い日を慎重に選び、安全装備と十分な準備を整えてから山に入ることが大切です。
気温・体感温度の低下
1月は稜線付近で -10℃を大きく下回ることもあります。
強風による体感温度低下は大きく、防寒装備は必須です。
積雪・凍結した登山道
チェーンスパイク・軽アイゼンは最低限の装備。
場所によりワカン・スノーシューが必要となります。
日照時間の短さ
日没が早く、計画がタイトになりがちです。
ヘッドライトの予備電池も必ず携行を。
積雪量が増し、エリアによっては確かな技術と知識を持った熟達者でないと立ち入ることのできない山域も増えます。
気候や雪の難易度が増していく反面で、山が白く輝き、非常に美しい景色が見られます。
浅間山は日帰りで超自然的な絶景が見られる山ですが、冬季になると強い風や固く締まった氷で難易度が増します。
晴れていてもしっかりした準備が必要です。
外輪山の黒斑山や蛇骨岳を通るコースとは違い、天狗温泉から直下へと登っていきます。
浅間山の本体に登ることはできないため前掛山の稜線を歩きますが、眼下に広がる佐久平は絶景です。
※火山活動のため前掛山まで立ち入ることができない場合もあります。
長野市の代表する山のひとつで、日本200名山のひとつに数えられる山です。
難易度も高くはないので季節を問わず登られ、自分でも何度か登っています。
この日は雲が多く、登り始めの眺めは良いものではありませんでした。
雲が多くとも寒ければ、氷がそれなりに見えたり草木が美しかったりするものですが、そういうわけでもなく、この日にココに登る理由が思い当たらないようなコンディションでした。
それが、徐々に高く登っていくと青空が見え始め、陽が射す山々が綺麗でした。
いままで登った飯縄山の中でもきっと一番印象的な状況だったと思います。
1月に歩いた山の記録です。
気になる山があれば、詳細レポートをご覧ください。
冬らしさが最も強い季節で、山頂からの景色は凛とした空気と青い空が広がります。
冷え込んだ風が雪面を削り、光に照らされてきらきらと輝く様子はまさに冬山の醍醐味。
一方で、風の強い日や気温の低い日は、行動時間を短くし無理のない計画が必要です。
“遠景が最も美しく見えるのは1月” と感じる日も多く、カメラと一緒に歩くのが楽しみな季節でもあります。