3月に登った山
3月はだんだんと春の近づきを感じる季節です。
山はまだ雪が深く残り、冬のような寒さの中にも安定した天候に春を感じることもあるかと思います。
雪に閉ざされていた北アルプスに入りやすくなるのもこの時季。
低山では花も咲き始めていると思います。
まだまだ天候には要注意ですが、暖かな気候の中、登山が楽しくなってくる季節でもあります。
3月は気候が安定し、暖かな小春日和の日が増えます。
そんな中でも標高の高い山岳地帯では真冬のままで、その寒暖差には注意が必要です。
雪がないように見える低山でも、木に陰って氷が張っていることもしばしば。
もう3月と思っても、冬の装備はしっかりと持って行く方が無難です。
妙義山
群馬県に聳える険しい岩峰の山で、非常に難易度が高いコースで知られています。
周辺は積雪量も少なく、3月になれば梅などの花が咲き始める温暖な気候です。
そのため、妙義山を眺めても積雪があるようには見えず、装備が手薄でも歩くことができるようにも感じました。
20センチほどの積雪でしたが、鎖場や岩場の連続する妙義山では、その僅かな雪が滑りやすさを産み、さらには登山道の状態を隠します。
予測と準備が甘かった、これ以上の登山はありませんでした。
蓼科山
八ヶ岳の最北端に位置する山で、冬山としては入門と言われる山です。
標高は2500mをこえるため、十分な装備を持って登りたい山です。
3月の半ば、蓼科山へと向かいました。
登山道中盤から雪が降り、山頂付近では強風が吹き荒れる蓼科山らしい天候でした。