2015年も半分が過ぎようとしているところで、恒例の上半期ベスト5を選んでみました。
思い返せばそれぞれに楽しく思い入れがあるのですが、「もう一度行きたい」「また来月行こうかな」と思うような印象の強かった山を選びました。
上半期は雪の積もっている山があり、個人的にも好きなシーズンです。夏山のハイシーズンを迎える前の静かな山を存分に楽しんできました。
白馬岳 大雪渓
白馬岳は夏季の景色も好きなのですが、雪のある白い景色を見たくて大雪渓を登りました。降雪の心配が少ない5月でしたが尾根に出ると真冬のような冷たい風が吹き、山頂でゆっくりと景色を堪能するというよりは一気に吸収するように短時間で眺めてきました。
白馬岳は雄大で綺麗な景色が広がっていて素敵な山です。
唐松岳 八方尾根
夏の唐松岳は危険箇所も少なくゴンドラも使えるので北アルプス入門の山のような位置付けだと思います。冬季もゴンドラを使うことができるのですが、八方尾根から山頂へは強い風に吹き付けられて夏以上に体力が奪われます。そしてルートを外れると深い雪に足を取られます。
そんな心構えをして登った山頂からは、得も言われないほどの絶景でした。これを見たら冬山はやめられなくなると思います。
針ノ木岳 針ノ木雪渓
扇沢から日本三大雪渓の針ノ木雪渓を登るルートです。黒四ダムを通って立山へ向かう人たちに混じって扇沢からスタートしました。
この日は針ノ木だけの開山祭もあり、たくさんの人とすれ違いました。初めての針ノ木雪渓は想像を越えるほどの急な雪の斜面で、思いのほか苦労しました。ただ登り切ったときに広がる景色はそこまでの苦労が報われるほどキレイで、雪のあるうちに登って良かったと思いました。
赤岳 真教寺尾根
清里から登る急登ルートです。とくに赤岳直下は急な斜面と鎖場が連続して難易度も上がります。まだ残雪がたっぷりと残っているシーズンでしたので、本来でしたら取るべきルートでは無かったと反省をしています。
この日、美濃戸から登ってくる「ビストロきっちょむ登山隊」のお二人を山頂で待ち伏せるという目的もありました。
前掛山 天狗温泉コース
雪の被った浅間山を登ろうと思い雪の上がった翌日を狙って登りました。景色は最高で青い空と雪の付いた浅間山を楽しむことができました。
ただし、この時に学んだことは雪の翌日はトレースが無いというごく当たり前のことで、行程の半分くらいはラッセルになりました。こういう状況でも迷うことのないように何度か登ってルートがよく分かっている場合にだけ登るのが良いです。