夏山回顧 2019の夏山を振り返る

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夏山回顧

2019年の夏山は、里山から北アルプスまで、さまざまな山へ行くことができました。
幸い、山へ向かった日は天候にも恵まれていたのですが、振り返ってみると雨だと分かっていても、その見込みで入っていった山もありました。

どの山も下調べをして、十分に準備をして山に向かい、その日を楽しむことができました。

行きたい山や、予定をしていた山の全てへ行くことができたわけではありませんが、幅広い特徴の山を楽しむことができた2019年でした。

2019年の夏

ゆっくりと夏が始まり、7月下旬になってようやく暑さがやってきた2019年。
9月上旬には「早くも秋か?」というような陽気になったものの、その後は暑さが戻り、10月近くまで気温の高い日がありました。

今年は紅葉が遅れているといわれるほど尾を引いた夏。
雨も多く、なかなか予定通りにはならなかった印象もあります。

強く印象に残った夏の山

2019年の夏山登山では、やはりこの山が一番印象に残っています。

万仏山
万仏山

長野県の里山で、知る人ぞ知るというマニアックな山です。
けっして多くの眺望が得られるわけではないですし、長い行程が続くわけではありません。
しかし、里山だからといって舐めてはいけない魅力の詰まった山です。

万仏山の主な登山道は、飯山市福島地区から万仏岩を経由して細尾根を登るコースです。
そこも里山とは思えない難易度なのですが、夏のこの日は、さらに長くコースを取り、万仏山の山塊を縦走しました。
3年ほど前からこのコースを歩くことを想像し、妄想し続けて、季節や天気は思っていたのと違いますが、とても満足度が高かったです。

激ヤブともいえる藪漕ぎが続き、万仏山へと近づくと特徴的な岩壁。
おそらく、どの登山よりも悪態をつき、それでも達成感と楽しみを感じながらの山行になりました。

2019年に登った夏山

梅雨明けが待ち遠しく、なかなか晴れない天候の中、志賀高原のお池巡りコースを歩きました。
この日は午後から雨の予報で、風が強く吹くということでした。
その前に下りてこようという心づもりで志賀高原へ。
志賀山から霧が煙る四十八池を眺めました。
途中、小学生の列に出会った驚きの日でもありました。

なかなかすっきりと晴れない7月。
稜線歩きが魅力的な黒姫山の西新道を登りました。
このコースを歩くのなら、晴れていることが絶対条件というようなイメージもあるのですが、あえての曇り空。
それでも急登と、旧西新道を周回するコースは、十分に魅力的でした。
そして、この日は中学生の列に出会いました。

志賀高原は手軽に登山が楽しめるエリアです。
横手山という志賀高原で2番目に高い山へ。
もっとも短いコースは30分ほどなのですが、この日はお池巡りコースを通って四十八池から鉢山、横手山へ目指しました。
途中、道迷いがあり、山頂だけガスに覆われ景色が見えないというイベントがあり、なかなか夏山らしさを楽しませてもらえない日でした。

飯山市の万仏山と並んで、生坂村の京ヶ倉も里山としては、マニアックで侮れない部類だと思います。
高低差があるわけではないですし、素晴らしい眺望が続くというわけではありませんが、ぐっと上がっていく急登と、山頂稜線の細尾根など、なかなかに堪える登山道です。
隣の山との縦走も楽しめるため、生坂村方面へ行く機会があれば、もう一度登ってみても良いかと思っています。

北アルプスの笠ヶ岳は2度目の来訪でした。
山頂へと続く長い稜線が魅力的な山ですが、今回はクリヤ谷という高低差が大きな登山道を登って、急登で知られる笠新道を下りるというコース。
日帰りとしては難易度が高いのですが、翌日は雨という予報もあり、晴れているうちに山頂からの景色を楽しもうという思いでした。
途中、熊を見かけるというイベントもあり、長い登りの辛さと合わせて印象に残っています。

2019年の夏は、浅間山が再び噴火しました。
大規模な噴火ではありませんでしたが、噴煙がモウモウと上がっていました。
篭ノ塔山は、そんな浅間山に近い山です。
大きな爆発が起きない限りは危険性が低い山ですが、距離は遠くないので、間近に浅間山を眺めることができます。
また、登山口はすでに2000mという高低差の少なさで、気軽に楽しめる山でもあります。
ちょっと雲が多くて、行程の長い山には行く気にならなかったので、軽く標高を楽しめる篭ノ塔山へ向かいました。

まだ梅雨に入らない初夏の晴天の中、戸隠山の中でも最も一般的な八方睨みコースを登りました。
戸隠キャンプ場に車を止め、戸隠神社奥社から蟻の塔渡り、山頂を経由して一不動、キャンプ場へ下りてくる周回ルートでした。
とても良い天気だったので、急峻な岩場、高度感バツグンの細尾根、険しい戸隠西岳と、戸隠連峰を目一杯に楽しむことができました。

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