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2021年は比較的身近な山や、難易度が低く手軽な山が多かった印象があります。
それだけに「登った!」という印象も無いまま、1年が過ぎていきました。
「毎年1度は登ろう」とか「1年に1回くらいはこの場所へ」なんて親しみを感じていた山もあったのですが、2021年はそんな思いを振り返ることもなく、1年が経ったようでした。

山へ向かった回数こそは、それなりだとは思いますが、おそらくここまで印象に残らなかった年は無かったのではないかと思います。

2021年の山5選

斑尾山(5月)
長野県内でも新潟県との境に接している斑尾山。
スキー場があり、冬のレジャーやアウトドアで山名を知ることも多いと思います。
標高は1400mに満たないほどで、スキー場が作られていることもあり、とても歩きやすく整備されています。
この日は激しく雨が降った翌日ということもあり、山頂部を霧が覆っていました。
もともと樹林帯に覆われて眺望も期待できない山なので、それなら霧に霞んだ木々を楽しみにしようと登りました。
美ヶ原(2月)
いつだったか朝陽に照らされている美ヶ原をネットで目にしました。
標高2000mを越えますが、高低差をほとんど感じないほど高い場所まで車で行けるので、その時間に合わせることができれば、同じ景色が見られると思っていました。
スタート地点の山本小屋を暗いうちから出発し、美しの塔に陣取って朝陽の時間を迎えます。
冬季で気温が低い上の風が強く、この上なく寒い時間でしたが、満足のいく景色が見られました。
苗場山(6月)
新潟と長野との県境にある百名山で、山頂の広大な湿原が特徴的な山です。
まさかこんな高い場所まで来て、こんなにも広々とした景色を目にすることができるなんて・・・と。
ワタスゲや紅葉のシーズンが良いと耳にしているのですが、この日はどちらでもない梅雨前の曇り空。
しかも出発前にカメラのSDカードを忘れるというトラブルもあり、登山道に入る前からアレコレと楽しめた1日でした。
小赤沢からの登山道は歩きやすく行程も短めなので、少し予定外のできごとがありましたが、なんとか登ることができました。
にゅう(10月)
2020年に八ヶ岳のシャクナゲ尾根というコースを知ってから、シャクナゲの季節に登ってみたいと思っていました。
たまたまシャクナゲの季節にやってくることができたのですが、このコースはまだシーズンを迎えるには早すぎたようで、まったく花の気配がありませんでした。
シャクナゲ尾根を登った先はニュウという岩峰ですが、山頂部の眺望以外は森を見るしか無く、森も十分美しいのですが、この日は花という頭でやってきていたために森の良さには食指が向かず、ただ久しぶりに長い距離を歩けて良かったなと思いました。
三才山(2月)
三才山は美ヶ原から北側へ延びる尾根にある峰のひとつです。
周囲には三才山より高い峰があるので、ここを目的として登るケースは少ないだろうと思います。
ただ周回できることと、戸谷峰という展望台のような眺望が楽しめる峰があり、なおかつ美ヶ原ロングトレイルのコース上ということもあり、楽しめる要素があります。
三才山の真下を通るトンネルの出入り口からは、このコースになっている尾根のアップダウンが見え、注目してみるとなかなかの存在感がありました。
そんなこともあり、地味な存在ではありますが、向かってみようと思っていました。

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