2020年以降、山に登ることが減り続けています。
「山は逃げない」などと言いますが、登ることのできる環境を維持し続けることは簡単ではなく、逃げないはずの山は遠のいていきます。
そこにあったとしても、そこへ向かうことができるのかは別ものだと、つくづく思うようになりました。
ただ春先には「今年は登ろう」と思っていたこともあり、数年振りの北アルプスなど充実した山行もありました。
2024年の長丁場
西穂高岳(6月)
以前は「年に一度は穂高のどこかの峰に登りたい」と思っていました。
なかなかに難しくなり、そう思うことも忘れていたのですが、日帰りで行くとしたら西穂かなという想いが湧いて向かいました。
新穂高からロープウェイでお手軽にという予定でいましたが、夏山シーズン前の点検でロープウェイは運休ということを知り、仕方なく上高地側から登りました。
絶好の天気とはいえなかったのですが、青空が広がったうえに雷鳥も見られ、良い山行になりました。
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マイナーな山
達磨山(2月)
達磨山という山へ行こうなどと、まったく頭になく。
数日ほどまえに、たまたま目にした山名と山頂標で興味が沸いて登りました。
場所は上田市真田。
登山口は真田本城。
日本史ファン、真田推しとしては訪れておいたほうが良いかと思いました。
標高と高低差は、そう大きなものではありませんが、急登と足場の悪さは里山ならではといったところでした。
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戦国史の山
行程が短く登山というよりは史跡という印象の強い山城へ行ったのも2024年の特徴的なところです。
思いたってから行けるような距離と時間の短さですが、歴史を知ったり土地のことを知ったりと学ぶところが多く、身近にある山のことが考える時間になったと思います。
有名で観光地のようになっている山もあれば、ほとんど知っている人がいないけれど管理されている山もありました。
手軽な山
霧ヶ峰(8月)
山に登るというよりは、花を見たり散歩のように歩いたりと、観光地のような印象があります。
車で簡単に訪れることができるのも霧ヶ峰の良いところ。
ただしっかりと歩こうと思ったら、それなりの長さとアップダウンの繰り返しがあり、歩き応えがある場所だと思います。
手軽にひとつの山を登るのも良いですし、長丁場も楽しめ、なんなら宿泊施設まであることを思うと充実したエリアです。
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薬山(4月)
長野市街の北側にある小高い山で、そこに社殿があることを除くと、山というよりは尾根のような地形で山頂に気付くことも少ないのだろうと思います。
登山口からの比高は180mほど。
急斜面に作られた九十九折りの山道を登ると、山頂直下に懸け造りのブランド薬師があります。
高度を感じながら好展望を楽しめる場所で、すぐ近くには東屋もあります。
車の音が近くに聞こえるわりには人の気配も少なく、落ち着く場所になっています。
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2021年の登山記事