2021年の上半期の登った山を振り返り 里山から高山を眺める2021年

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2021年の上半期の登った山を振り返り

2021年は身近な山や、街から近い山へ多く登りました。
天候や都合もあり、個人的な印象としては「登った」という感覚もないことが多いのですが、もはやそれが当たり前のようにも感じるくらいに、意識は山から遠ざかっています。
登れば「何かに出会える・閃きや見えるものがある」などと思っていたこともありますが、やはり気持ちが山から遠ざかると、そんな思いも忘れるどころか、何を馬鹿げたことを思っていたのだろうかとも思えるほど。

自然の中を歩くことは楽しいですし、それが山であれば以前と変わらない楽しみも感じることができます。
なかなか思ったように山へ向かうことができない人も多いと思いますし、そのことで悶々とした日を過ごしている人もいると思います。
そんな中で登ることができているのは、たとえ低山や里山であってもありがたいことなのかなと思います。

1月の山

妙徳山

妙徳山
https://tozan100kei.com/route/myotokusan-nokkoshi.php

妙徳山は長野市と須坂市に聳える1300mに満たない山です。
近隣の小中学生が登ったり、里山歩きをされる方が楽しんだりという存在ですが、冬季には見事な霧氷が見られる確率が高い山でもあります。
今回、登ってみて気が付いたことですが、登山口は高速道路から近く、なおかつ温泉が近いという登山には絶好の立地でした。
積雪期は立ち入る人も限られている山ですが、比較的短時間で登って1セット楽しめると思います。

独鈷山

独鈷山
https://tozan100kei.com/route/tokkosan-sayamako2.php

ここ数年で最もよく登っている山のひとつが独鈷山です。
このときで記事にしたのは7回目。
沢山湖からの登りも2回目でした。
独鈷山は1時間から2時間ほどで登ることのできる山ですが、登山道が複数あり、さまざまな表情が楽しめる山でもあります。
中でも沢山湖は最も長いコースで、急登とアップダウンの尾根歩きが続きます。
下山は西前山へ下りることで、また違った一面が楽しめます。

ただこの日は、新しい積雪があったということで思わぬ苦労をしたのですが・・・

美ヶ原

美ヶ原
https://tozan100kei.com/route/utsukushigahara-yamamotogoya4.php

平坦で、とても気軽なハイキングが楽しめる美ヶ原ですが、それだけに様々な景色を楽しむことができます。
いつからか、ここで朝陽を見たいと思うようになり、できれば冬季にと思っていました。

暗いうちに到着して、陽が昇るまでにベストと思われる場所まで歩き、そこで長い時間を過ごしました。
歩くのは簡単でも、さすがに冬季の2000mは寒く、風が強くて凍えました。
ただ景色は思っていたとおりに満足度が高かったです。

2月の山

三才山

三才山
https://tozan100kei.com/route/misayama-ichinose.php

三才山は、山そのものトンネルがあることの方が有名ではないかと思います。
上田と松本を繋ぐこの道路は、三才山山頂の直下を走り、道路からも尾根が間近に見えます。
道路の両側には高い傾斜と深い谷があり、その下には鹿教湯温泉と、目を奪われるものが多いところですが、そのひとつが三才山でした。

「あの登ったり下りたりしている尾根の上を歩いてみたい。」
その思いでした。

3月の山

四阿屋山

四阿屋山
https://tozan100kei.com/route/azumayasan-nakamura.php

独鈷山へ登ったとき、山頂で出会ったひとの話しから興味を持ちました。
「登るのなら今だ」と言われ、独鈷山から北アルプスを見て喜んでいるのではないと。
北アルプスを見るのなら四阿屋山だと。

とても良く晴れ、春全開の陽気の中、筑北から登りました。
たしかに北アルプスの眺望は素晴らしく、暖かな陽気もあって何時間でも居座れそうでした。

万仏山

万仏山
https://tozan100kei.com/route/manbutsusan-jounomine2.php

万仏山も数多く登っている山です。
長野県北部の飯山市にあり、里山といえる山ですが、コースによっては難易度が高く侮れない山でもあります。
数年前から、山の整備を行っている地元の方々に声を掛けて頂いており、このときも同行をさせてもらいました。

降雪量が多いエリアで、積雪期にはなかなか単独で向かうこともできないので、とてもありがたかったです。

4月の山

斑尾山

斑尾山
https://tozan100kei.com/route/madaraoyama-manzaka.php

万仏山以来、少し山から遠ざかっていたのですが、このエリアに滞在する機会もあって登ることにしました。
前日まで激しい雨が降っていたことと、午前中に予定があるため早い行程になることもあり、朝早くに登れば霧の森が見られるのではないかという期待を持っていました。

万坂峠は、まだ登山にさほど興味を持っていなかったころに歩いた場所でした。
記憶はおぼろげで、ただゲレンデを登るのはキツいという印象だけが残っていましたが、やっぱりキツかったです。

5月の山

北八ヶ岳にゅう

にゅう
https://tozan100kei.com/route/nyu-syakunageone.php

八ヶ岳へ行き、にゅうへ向かうのに稲子湯はないだろう。と思いながらも、そんな選択をした自分がちょっと嬉しかった思いです。
シャクナゲ尾根というコースがあり、花の季節に登りたいと思っていました。
5月下旬ならばきっと花がいっぱいで、そうでなくても最盛期を迎える前くらいなのではないかと思っていました。
・・・が。
ひとつも花がないという、どう気持ちを落ち着けたら良いのかと思える山行で、でもやはり八ヶ岳の森は良かったです。

6月の山

万仏山

万仏山
https://tozan100kei.com/route/manbutsusan-iwatakeone.php

何度も登っていても、まだ歩いていない登山道はあるもので、万仏山は岩岳尾根を歩いたことがありませんでした。
この山に興味を持ったときから、どんなところなのだろうと気にはなっていましたが、主要なコースがそれなりに難易度が高いこともあり、なかなか足が向きませんでした。

初めて登った岩岳尾根は、登山口付近の分かりづらさ、草木が茂った里山の視界の悪さを思い知りました。
あわせて万仏山ならではの急登もあって、距離や時間以上に疲労感がありました。

苗場山

苗場山
https://tozan100kei.com/route/naebasan-koakasawa2.php

新潟と長野の県境で、日本有数の豪雪地帯で、秘境に例えられる秋山郷から登ったのですが、アクセスが良く訪れる機会がありました。
前日の空を見て、どこか行こうかどうしようかと思いながら、翌朝、また空を見て思いたったのが苗場山。
ハプニングもあり、登った苗場山の印象よりも、1日の出来事全部が思い出深いものになりました。

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