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2013年に登った山10

2013年も終わりに近づき、一年を振り返る時季になりました。
登ることのできた数々を思い返し、思いの残る山をピックアップしました。

2013年に登った山ランキング

五竜岳 唐松岳ルート(9月)
後立山の雄々しい姿を見ながら、そこに向かって登っていくことができたのは思い出してみると、とても楽しいルートでした。八方尾根からゴンドラを使い1泊2日。良く晴れた五竜岳からの眺めは最高でした。
常念岳 一ノ沢ルート(6月)
「午前中に出かけて午前中に帰ってくることが出来るか」というチャレンジをした山です。結果、早く出発すれば帰ってこられるということを知りましたが、山頂からの眺めは贅沢で、短時間で行くのではなく、ユックリと時間を掛けて登っていく山だと思いました。
穂高岳 重太郎新道(10月)
2013年の目標のひとつとして挙げた山です。ここに登るには体力や技術ももちろんですが、社会人なら何日間かの時間を取ることも課題になります。
いくつものルートがあるので「どこから登頂してどこへ降りるのか」という計画も楽しめると思います。
高妻山 弥勒尾根新道(6月)
百名山に挙げられる中で、宿泊地の無い山としては最長クラスという謂われがあります。戸隠牧場からのルートは急登が続き、鎖場のある一不動、笹や草で滑りやすい弥勒尾根と、難所の続く山でした。とくに山頂直下の急登は6月でも雪があり滑りやすく、アイゼンを持っていった方が安全なほどでした。
体力に余裕があれば、さらに先の乙妻山まで出かけたいところです。
佐渡山 大橋登山口(2月)
「佐渡山から佐渡島が見えるか?」という疑問を持って登りました。
夏は笹に覆われて登ることができない山ですが、冬は山スキーを楽しむ登山者が多く見られる山です。この日も学生がスキーを履き、列をなして登っていくのを、スノーシューで追い越しながら登っていきました。山頂からは飯縄山や高妻山が大きく見え、隣には黒姫山があります。
虫倉山 さるすべりルート(4月)
1時間から2時間ほどで登れる山ですが、2012年9月に遭難者が出たルートです。滑りやすい落ち葉に、急な坂道、狭い鎖場が続きます。時間も距離も短いからと油断しては危ないルートでした。下りよりも登りがお薦めです。
虫倉山の山頂からは白馬がよく見えるということですが、まだ1度もスッキリと晴れたことがありません。
前掛山 高峰高原表コース(6月)
浅間山の周囲にある山のひとつです。火山活動のために浅間山の山頂には近づけないため、こちらの山に登ることで浅間山登頂とすることが多いです。
長野県の高峰高原からのルートは標高差は無いものの、アップダウンが激しく、とくに外輪山を登り切ってから急激に高度を下げ、再び砂地の坂を登っていくルートには難儀しました。
浅間山から佐久平、八ヶ岳の眺望、Jバンドを登り外輪山からの浅間山の眺めは絶景です。
蓼科山 スズラン峠(1月)
蓼科山は、とても形が良く、好きな山のひとつで日帰りでも十分に帰ってこられる山です。周辺は白樺湖や蓼科高原など観光地になっているので、温泉施設やお土産物屋さんにも事欠きません。しかし、雪の積もった季節の蓼科山は風が強く、雲の動きも激しく、とくに山頂付近は厳しい気候になっています。
木に囲まれることで風をしのぎ、暖かさを感じる登山でした。
甲斐駒ヶ岳 双児山ルート(11月)
真っ白な岩肌は、真っ青な夏の空の下で見たいと思いました。
訪れたのは紅葉も終わりに近づいたころ。それでも十分に美しく、とくに山頂に近づくほどに丸く白くなる山肌に魅せられました。登山中に見える南アルプスの山々にも目を惹かれます。
とくに地蔵岳のオベリスクと、北岳の尖った山頂は印象的でした。
蛇骨岳 黒斑山表コース(3月)
浅間山を囲むように並んでいる山のひとつです。
黒斑山までは訪れる方も多いようなのですが、もう一つ先まで進むと、また違う景色が見られるのも浅間山の外輪山の特長だと思います。とくに蛇骨岳まで進むと、まだ先にある仙人岳などの峰と合わせて浅間山が楽しめるため、せっかくならココまで来たいところです。
蛇骨岳からは樹木も無くなり風も強くなります。お湯なども沸きづらくなるので注意です。

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