【槍ヶ岳】新穂高からの一泊二日
北アルプスといえば、槍ヶ岳は欠かせない山ですが、初めて槍ヶ岳へ訪れました。
新穂高から槍平へ向かった1泊2日の工程。
天候にも恵まれ、槍ヶ岳直下から見る朝陽は、とても美しかったです。
2015年に登った中でも印象に残った10記事
年末ギリギリまで山に登ろうとした2015年を過ぎ、新しい年を迎えました。
2015年に登った山は数えること33座。なかなか完全燃焼という印象が無かったのですが、思い返してみれば良い山へ登りました。
その中でも印象に残った10座を選んでみました。
前掛山 登山(1月)
真っ白な浅間山に上りたいという思いがありました。新幹線の車窓から眺める真っ白な山容、大きく存在感のある浅間山にいつ行こうかと思い、冬の良く晴れた日を狙いました。前日、雪が降ったために、天狗温泉の登山道は大半のトレースが消えてました。とくに火山館を過ぎた湯の平付近は、新雪をズボズボと踏み分けながら登りました。山頂の稜線は風が強く寒かったのですが、達成感はいっぱいでした。
唐松岳 登山(3月)
積雪期の唐松岳は初めてでした。夏季では何度か登ってルートの状況も分かっていましたが、この時季は晴れていても風が強いということで注意をしていました。ゴンドラとリフトを使っての登山なので時間を見ながら登りましたが、やはり無雪期以上の時間が掛かりました。予想通りに風が強く山頂での滞在時間も長くは無かったですが、期待していたとおりの景色に大満足でした。
白馬岳 登山(5月)
残雪が深く残る大雪渓を登りました。登山口の猿倉から風が強く、大雪渓を吹き下ろしてくる風と急登に苦労しました。稜線に出るとさらに風が強く真冬という印象です。花の咲き乱れる白馬岳も良いですが、真っ白な白馬は綺麗でした。杓子岳の大迫力と、山頂に着いた達成感は印象深いです。
針ノ木岳 登山(6月)
ちょうど山開きの日に針ノ木岳へ行きました。扇沢から針ノ木雪渓を登るルートで、以前に種池乗越から針ノ木岳を見たときから、この山を登ろうと思っていました。白馬大雪渓の急登もキツかったですが、針ノ木雪渓はそれ以上という印象でした。しかも針ノ木峠から雪の斜面をトラバースするルートは緊張感がありました。山頂から見下ろす黒部湖と立山、裏銀座の稜線は綺麗でした。
槍ヶ岳 登山(7月)
北アルプスを象徴する山のひとつなので、いつかは登るのかなという印象を持っていました。たくさんの人が登っていたり登ろうとしていたりするところを見て、少し冷ややかな気持ちではいたのですが、実際登ってみると思っていた以上の景色でした。狭く尖った山頂は高度感もあり、あまりウロウロとできないのですが、じっと腰掛けて眺める北アルプスの稜線は素晴らしかったです。
前穂高岳 登山(8月)
上高地からの日帰りをしようと思い、岳沢から重太郎新道を登りました。上高地にはバスでの行き来になるので、帰りの時間に間に合うように余裕を持って早めのスタートでした。重太郎新道は人が多いことも予想され、ハシゴや鎖が多いことから順番待ちで時間が掛かるかもしれないと心配をしていましたが問題は無かったです。登っている最中、奥穂高岳へも行けそうな気がしてきましたが、直下の紀美子平でその山頂が壁のように高く見え断念しました。
荒沢岳 登山(10月)
「鎖天国」という形容と「八海山屏風道は序章」という言葉を耳にしたので、その言葉の通り銀山平からチャレンジしました。八海山屏風道も鎖場が続き八ツ峰以上に大変な思いをしましたが、荒沢岳も負けず劣らずの鎖場でした。緊張感のある登山道でしたが稜線からの眺めは美しく、紅葉もちょうど良かったです。
空木岳 登山(10月)
印象的な山名で、山を登り始めた当初から気になっていました。標高差があることと距離があること、一般的な山小屋が無いことなどで、なかなかチャレンジできずにいました。秋は、なかなか晴れの日が無かったのですが、晴れ間を縫って池山尾根を登りました。意外と歩きやすく、途中の岩場を過ぎて山頂が見えると、テンションが上がりました。ずっと憧れた山は期待以上で、また登りたいと思っています。
鳥甲山 登山(10月)
空木岳を下りた翌日に屋敷登山口から登りました。思いがけない急登で、序盤からかなり苦労した山でした。崩れかけた稜線は高度感があり、ピークを越えては下りるルートが大変で、山頂が見えてからもなかなか近づきませんでした。降りるルートは高度感のある岩場のルートを選んだのですが、思っていた以上の狭さと高さ。もう登らなくて良いなと思いました。
北岳 登山(11月)
登ることよりも林道バスに乗ることが大変だったという印象です。日帰りをするには5時半頃出発のバスに乗る必要があり、その時間帯に芦安で準備を整え終えているというのが大変でした。登山道は矢印が無数にありましたが、比較的歩きやすく、南アルプスの稜線が見えたときの美しさが印象的でした。
2015年の登山記事